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第97章 ３日目・夕１　覗かれた女同士のシャワータイム

しかも、
その二人の口から、
「ショウタ」という名前も
聞こえてきた。


アキラもその名前は
よく知っている。
いや、名前だけではない。
義母の美佳のところに、
誰もいない時に訪ねてきたことも
あった。


バイトの帰りに、
家から出てくるのを見てしまったのだ。


梨花の幼馴染で、
仲のいいことは知っていたけれど、
梨花がいない時にやってくる理由が
わからなかった。


「ただいま〜」


声を上げながら家に入ると、
リビングのカーテンは
閉められていて、
薄暗かった。


寝室の方から、美佳が
やってきたけれど、
なにやらけだるい感じが
漂っていた。


「誰か来てた？」
「ううん、一人だったけど、
ちょっと寝ちゃってたみたい」


さすがにそれ以上のことは
聞けなかったけれど、
なにやらアヤシイ関係がある
雰囲気は漂っていた。


そのショウタの話が、
今は、梨花と綾子の
口から聞こえてきたのだ。


、、、おっきくなった、、
、、、あっちのこと、、、
、、、エッチなこと、、、


梨花から聞こえてきた言葉が、
頭の中で
つなぎ合わさっていく。


いったいなにが起きているのだろう、、、
アキラは、
ただじっとしながら、
耳をそばだてていた。