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第55章 ２日目・深夜6　危機一髪

するとすぐに着信があった。

「あ、恭子ちゃんから、、もうかかってきちゃった」
「さっきも話したばっかだろ」
「なんか深刻だったから

あ、もしもし〜
、、、
うん、、、大丈夫だけど、、
、、
どうしたの、、、

え〜そうなの？

うん、たいへん、、、」

そこまで話すと、通話口を
塞ぐようにして夫の方を向いた。

もちろん電話なんてしていない。
かけてきた相手はヒロシだけど
無言のままだ。
綾子が一人芝居で、
恭子相手に電話をしているフリをしている。

「恭子ちゃん、ちょっと大変みたいだから、
部屋の中で話すね。
ペン、探しておくから、
それでいい、、、ぅぅ、、」

「あ、まあ、オンナ同士の話は
聞かないほうがいいだろうな。
綾子も早いんだから、
さっさと寝ろよ。
恭子ちゃん、また遊びに来て貰えばいいじゃないか」
そう伝えといて」

「ぅぅ、、、うん、わかった。
ぃっ、、、ぁぁ明日は、同じくらいに起きるから、
あなたも、ゆっくり休んで、、、」


「おやすみ、ママ」
そういうと夫は背中を向けた。


「じゃあ、おやすみぃぃっ、、、ぅぅっ」


、、なんとか、、
、、乗り切れた、、、？