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第56章 ２日目・深夜7　危機‘一発’

綾子のGスポットの位置は、
後ろからセックスされると
ちょうどノックされるように
刺激されるところにあった。

普通に四つん這いのバックでもよかったけれど、
後背立位、立ちバックの方が刺激がより強かった。

新婚の頃には、
夫にせがんで何度か立ちバックを試したことがあったけれど、
途中で抜けてしまい、それからはしたことがない。

でもヒロシの若さと
ペニスの長さが
そこへの刺激を可能に思えた。

今も、
もう少し、亀頭を呑み込んで上にずらせば、
そこにあたる、、、
カラダはその刺激を求めていた。

この状態で抜けてないのだから、
もっと奥まで届くだろう。
あとは、
ヒロシに突き上げてもらうか
自分で動くか、どっちかだ。

肉欲に負けて、自分から動いて、
腰を突き出しそうになっているけれど、
なんとか振り払わないければならない。

だって、ここは、、、

目の前のドアには、
娘が好きな少女アニメのポスターが貼ってある。
その女の子の可愛い顔が
綾子を正気に戻させる。

綾子は声を振り絞った。

「ねえ、
こんなこと、するはずじゃなかったでしょ、
やめようよ、
ヒロシくん、
この後、
お口でしてあげるから、
それでいいでしょ」

娘の部屋でまさか
セックスまでするわけにはいかない。
フェラならいいというわけではないけれど、
そこには大きな差がある。