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第57章 ２日目・深夜8　嬉々一発

、、だって、こんなにアタシのこと
思ってくれていたら、、、

ついに根負けした、、、

それに、好きになられて胸がトキメくのは
いつだって嬉しい。
カラダではなく
ココロがオンナに戻れる。


、、、恋に溺れればいいじゃない、、、

、、、恋に堕ちた綾ちゃんも、きっと可愛いいよ、、、

、、、堕ちたあとのことは、また考えればいいじゃない。



、、、今だけ、堕ちちゃいなよ、、、

、、、今夜だけ、、、なら、、、



、、、なんとか、なるよ。



ヒロシのことが嫌いだったわけじゃない。
好きになる状況になかっただけだ。
夫もいて、
娘もいて、
教師で、、、
それは当たり前のことだった。

もちろんヒロシもそれをわかって
告白してきている。

今だって、
娘の勉強机に、
手をつき、
二人の汗が滴り落ちているかもしれない。

でも、、、

真夏の夜に
間違いが起きたって
それは二人だけの秘密だ。
今夜だけの秘密だ。




綾子もじっと見つめ返す。
覚悟を決めた。

「ねえ、、ヒロシくん、、、もう一度、
私の目を見て、、、言って、、、」
「、、もう、、、一度、、、？」
「うん、、、」

「一度だけじゃなくて、、、
何度でも、、、言いますよ、、、」



「俺、綾子さんのこと、好きです」