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人妻教師の危険な情事 〜隣人青年に堕とされる夏〜
第11章 1日目・昼4 羞恥の録音
さっき読まされたあの本に自然と手が伸びた。
そして今度は自分から読み始めた。
「雨に濡れたまま誰もいない山小屋に飛び込んだ二人は、
裸のままで肌を合わせ体を弄りあい、お互いを温めあった」

さっきよりもずっと艶かしく淫らな声をしている、
自分でもそう思っていた。
でもそんな声は自分でも好きだった。

ヒロシに見られただろうあの日、
久しぶりに会ったあの人にも
あの頃のように、エッチな言葉をたくさん言わされた。

「綾ちゃんのいい声、聴かせてよ〜。
僕の好きな声、もっとさあ」
あの人に教わった、たくさんの
エッチな言葉を耳元で囁いてあげた。
「やっぱり綾ちゃんの声、
そそるね〜。もうこんなになっちゃったよ」
「もう、いやよぉ」
と言いながらも嬉しかった。

「体をまさぐりあう」
「彼女に濡れた唇にくちづけ」
「柔らかな乳房を強く掴む」

その時の言葉に比べれば、
よっぽど文学的だったけど、でも
何らかのスイッチが入ってしまっていた。
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