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人妻教師の危険な情事 〜隣人青年に堕とされる夏〜
第60章 3日目・朝1 新しい夏の朝
そうも書いてきていた。
娘はヒロシのことをヒロくんと呼んでいる。
年上相手に「くん付け」はどうかしら、
と注意はしたけれど、
ずっと変わらない。
娘にとっては、テレビの中の
イケメンアイドルと同じらしい。
だいたい、くん付けで呼んでいる。


「もう、東京に戻るらしいよ、
ちゃんと聞いてないけど」
「そうなんだ〜」
というメッセージと
涙溢れるスタンプを送ってきた。


昨夜の話では、
今日にでも東京に戻ると言っていたのは
確かだ。
でもそれは二人きりの時の会話で
夫はもちろん知らない。

回り回って娘から
夫に伝わってしまうと
面倒な気がした。
だから曖昧に誤魔化した。



「じゃあ、ママと二人で
パーティね。
お揃いのパジャマでしようよ」

娘がヒロシのことを深追いしてくれないで
助かったけれど、
パジャマの話題が出ると、、、
、、、ごめんね、、、
ママ、汚しちゃった、、、
昨夜のひろしとのセックスを思い出してしまう。


「そう思って、
ちゃんと洗っといたわよ」
そうメッセージを送った。
「さすがママ」
元気なスタンプ付きで送られてきた。


これからもあのパジャマを見るたびに
ヒロシに抱かれてた時に
下に敷いていたことを
思い出してしまうかもしれない。
いつか、買い直そう。


そんなこんなで、
ようやく綾子は
日常に戻ることができた。



昨夜のことは、やはり
夢の中の出来事だったのだ。
そう思えば、いい。
娘とのやりとりで
何か踏ん切りがついたように感じた。
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