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人妻教師の危険な情事 〜隣人青年に堕とされる夏〜
第63章 3日目・朝4 一男(いちなん)去ってまた一男
「ああ、あの、ずっと留守の、、
そんな荷物持って、
どこか行くの?」
そっか、ヒロシくんは
管理人さんと初対面だったのよね。


「おととい戻ってきたんですけど、
また出かけることに。
ちょうどお隣のパパさんと一緒になったんで、
駅まで連れてってもらえることになったんです」


「じゃあ、キミもいなくなるんだ」
、、、キミも、、、
その言い方を気にする人間はいなかった。



「ええ、東京に」
「じゃあ、会うのも最初で最後だな。
オレ、今日までなんだよな」
「そうでしたか。じゃあ
留守の間、お世話になりました」
ヒロシは管理人には全く興味がないのか
素っ気ない対応だった。


「あ、運転手さん、
後ろ開けてもらえます。
リュック邪魔なんで、、、」


ヒロシとの会話を終えた管理人が
綾子への未練を隠しながら
ゆっくりと去っていった。


「じゃあ、あのフロア、
午後はもう誰もいなんだな、、フフフっ」
独り言のようにボソッと残した言葉が
綾子の耳に残った。


、、、誰もいなくなるの、、、?
そういえば、夏休みで
みんな旅行に出かけてた、、、


、、、でも午後には夏音が戻ってくるし、、、
それに合わせて帰ればいいよね、、、


それに、、、管理人さん、、、
午後にはもう入れ替わって、
違う人になってるのよね、、、
アタシが心配することじゃないわ。


この時には、
想像もつかないことが
綾子の身に待ち受けているとは、、、
知る由もなかった。


もっと心配し、
もっと警戒しなければならなかった。
この好色で下品な管理人のことを、、、


遠くで雷が鳴っていることにも
誰も気づいていない。
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