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第64章 ３日目・朝5　管理人の淫略

この地下の通路には、
つい数ヶ月前、監視カメラが取り付けられたばかりだ。
そんな案内は、各戸に配ったけれど
ヒロシは知らないだろう。
だから大胆な行動を取っているに違いない。


そして、地下のトイレ。
さすがに中にはカメラはないけれど、
入り口を映すものはある。


綾子が入って、スライドドアが閉められる。
お腹の調子が悪いようなことを言っていたから、
使ったのだろう。


ヒロシはごみ捨て場に向かっている。
そこまでは問題なかった。


その後のことだ。
ヒロシがごみ捨て場から
戻ってきた。
トイレの場所までくると
ドアをノックしたようだ。


ドアが開けられ中に人がいるのが分かる。
顔まではわからないが
服装はさっきの綾子と同じだ。


やるな、オレ、、、
スマホで綾子の姿を押さえておいてよかった。
スマホで再生して見比べると同じ服装だ。


そこにヒロシが入っていく。
二人が近づいて、
また抱き合ったように見えるけれど、
そこまでは映っていない。


おいおい、アリかよ、、、


それからしばらく
動きはなかった。
つまりずっと二人は中にいるままだ。


ちょっとお二人さん、、、
そこはそういうとこじゃねえんだけどな。