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第65章 ３日目・午前１　ボクの大好きなママ

誰にも言わないし、
言えないし、
聞かされたって、本当って
信じてなんてくれないよね、、、


アタシだって、
本気だなんて、思えなかったんだから。
イケメンすぎて、ありえないから、、、。
歳だって、アタシとなんて、、、
全然、釣り合わないわよ。


それには奥さん連中も同意してくれると思うわ。
っていうか、怒られちゃうわよ。
学校の先生が、若いことそんなことしていいの？って。
ヒロシくん、その時、高校生だったしね。
学校にバレたら、かなりまずい。


でも、そっかぁ、、、結局ずっと、
好きでいてくれたってことよね。
大学生になって、東京に行ってもずっと、、、
それは嬉しいんだけど、、、


一年後に、
「オレ、綾子さんのことが好きです」って
また告白してくれるなんて思わなかったな。
でも、東京で元彼のTちゃんとの密会を見られるなんて
もっと思わなかったけれど。


ヒロシくん、
あんなに笑ってるアタシ、
見たことなかったでしょ。
だって、Tちゃんの前では楽になれるのよ。


アタシを、オンナにしてくれた人だし、
いろんなこと教えてくれたし、
そりゃ、ケンカもしたけど、
やっぱりいい思い出ばっかり。