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第65章 ３日目・午前１　ボクの大好きなママ

でもあの時は、
笑いながら話してるだけじゃなかったよね。
ヒロシくんならみんな覚えてるだろうけど。


夫じゃない男に道端で
抱きしめられているの見て
がっかりした？

人気のない暗闇で、
キスしてるのを見て
ドキドキした？

一緒に手をつないで
弾むように
ホテルに入ってくの見て
びっくりした？



でも、隣の部屋で
ずっとアタシと夫のセックス聞いてた
ヒロシくんなら、
そのあと、アタシがTちゃんに
抱かれているのも
簡単に想像できたってことよね。


いつか自分も、
アタシとやりたいなんて
思いながら、
アタシのセックス、想像していたのかしら。


あの夜は、
すんごいたくさんした。
付き合ってた頃には
お互い初めてだったから、
新しい体位を二人で試しては、
どんどん覚えていったのよね。

フェラも、シックスナインも、
バックも、座位も、
立ったままでも、
寝たまんまでも。
もちろん、正常位が大好きなんだけど。


一年前の「好き」と
Tちゃんとの関係を知ったあとの
この前の「好き」は、
きっと違ってたのよね。
「それでも、好き」なのよね。


写真まで撮ってるなんて、、、。
アタシを絶対にものにする
強い意志の「好き」だったのよね。


Tちゃんと一緒だった画像は消して欲しかったし、
黙っていてほしいということもあったけれど、
ヒロシくんと関係を持ってしまうなんて。