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白昼夢、1
第3章 日常


白昼夢、6

日常−1

私の会社は自宅の最寄り駅から4つぐらい離れた場所にあって、季節によっては車窓から眺める夕焼けがきれいに見える。パソコン業務で首が痛く無ければこの風景も癒しになるのかも。ぼんやり眺めてながら夕食の食材は何を買おうかと考えてる、思いつかないなぁ。
駅に着いてすぐのスーパーで手早く買い物を済ませて
今日は亭主のためにビールを買ったのだが、それが重くって荷物に引っ張られて肩から首に向かって痛みが走る、痛いよ〜。
自転車置き場まで頑張ってやっと籠に放り込んでため息をついた。
これが無いとガッカリするのよね洋三さんは。
頭がズキズキしたまま自転車漕いで、家についた勢いで家事を済ませる。先に帰ってる子ども達に声をかけて食事をした。
あんまり喋らないけどここに来て一緒に食べてるだけで良いのよ、家族って感じる。
洗い物を済ませてダイニングで座った。少し前なら子どもに頼んで揉んでもらうのだが、高校生になった長男ユウトは母親を避ける年齢になったのか嫌がって揉んでくれない。

いつも遅く帰って来る旦那様の洋三さんが帰って来そうな時間に食事を出して、洋三さんが食べてる間に会社で話題になってるドラマをチェックして、というか夢中で見てると、洋三さんの食事が終わる。洋三さんがお酒を飲んでる相手をしてるつもりなんだけど、
聞こうが聞こまいが構わずに洋三さん相手にいろんな愚痴をタラタラと話してストレス発散タイム。言うだけ言ってスッとするか、洋三さんの嫌そうな顔に気付いて可愛そうだと思ったら解放してあげるの。
妻の愚痴を聴くこれも妻への維持手当だと思い給え。洋三君。

食事の片付けをしている間に洋三さんが風呂に入る。その後に風呂に浸かり洋三さんに少しだけ首を揉んで貰った、少し押して貰うだけでずいぶん助かるのよね。

最近洋三さんは会社で難しい立場にあるようだ。子ども達も成長して大切な時期だし、負けられないとこぼした事もある。
洋三の持つ沼沼のような世界に紀美子は手を出してはいけないとおもう。

紀美子が寝支度を終えて寝室に戻ったら、珍しく洋三さんは起きてスマホを見ている。
少し期待していくんだけど夢中になっている所を邪魔すると怒るので背を向けて寝る様に布団に入った。
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