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氷の戦乙女は人たらし公爵に溺愛される〜甘く淫らに溶かされて〜
第6章 6章 光と影
 5日目の朝、カミリアが目を覚ますと、ラウルの屋敷にある自室のベッドで寝ていた。上半身だけ起こしてみると、ネグリジェを着ていた。身体もさっぱりしていることから、誰かが身体を拭いてくれたのだろう。
「私は……」
 カミリアは昨晩の出来事を思い出す。アストゥートに襲われた時は、心の底から男を嫌悪し、死にたくなった。だが、ラウルに触れられた時は甘く乱れ、素直に彼を求めていた。催淫剤のせいだけでは片付けられない。ずっと気づかないようにしていた、ラウルへの好意に気づいてしまった。

 だが、この恋はきっと叶わない。ラウルが自分に向けてくれている好意も、きっと本物だ。こちらは前から気づいていた。カミリアが想いを打ち明けたとしても、ラウルとカミリアは国籍、人種、地位、全てが違う。
 シャムスの騎士が、フェガリの国王と結ばれるとは思えなかった。

 叶わない恋をしてしまったことに落ち込んでいると、ドアがノックされる。
「カミリア、起きてるかい?」
 それは想い人の声だった。気持ちを落ち着かせようと大きく息を吐くと、返事をして彼を招き入れた。

「おはよう、カミリア。身体は辛くない?」
「平気……。昨日はごめんなさい、迷惑をかけてしまって……」
 自覚したばかりの恋心と、昨晩の媚態に、ラウルの顔を直視できずにうつむきながら言う。
「迷惑なんて思ってないよ。それに、謝るのは僕の方だよ」
「え?」
 顔を上げると、ラウルは申し訳なさそうに眉尻を下げていた。昨晩の事件は自分の失態なのに、何故彼が謝るのか理解できない。

「アストゥートは危険な男だって分かっていたのに、初日に何もなかったから、離れるのは少しだからって、油断した。アムゼル夫人が教えてくれなかったらと思うと、ゾッとするよ……」
「アムゼル夫人? どうして彼女が?」
 ラウルは昨晩のことを話してくれた。ティミッドと話をした後に戻ったら、カミリアがいなかった。カミリアを探していると、アムゼル夫人が、具合悪そうにしているアストゥートを運ぶソニアを見たと教えてくれたという。不審に思ったアムゼルは、こっそり後をつけてふたりが入っていった部屋まで特定してくれていた。
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