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とある夫婦のカタチ
第2章 不貞という事実
来週の水曜だけど、クラブを終えたら何時もの場所でどうでしょう?僕は納車されたばかりの白いレクサスを停めて待ってます。稔の為№プレートに変わりはないので…。
既読マークが付かぬ方法で文面を確かめ、ラインを送ってきた相手が男性であると知り、そのまま交信履歴をスクロールさせた祐輔。
高校生の様に浮いたセリフの応酬が綴られる中、その男のモノと思われる露骨な男性器の画像が添えられ、妻である協子の返信には、艶めかしいランジェリー姿の画像が添えられていた。
高鳴る心臓に荒く弾む呼吸を必死に抑えると、沸々と湧き上がる怒りに拳を震わせた祐輔。
そして生理期間を除き、男の誘いにすべからず応じていた事実も判明し、ラブホテルで撮影されたと思しき白いシーツに包まる画像は、紛れもなく協子そのものだった…。
そしてにわかに鎮まるシャワーの音色と共に、浴室の磨りガラスに浮かぶ協子の立ち姿を目に留め、携帯の置かれていた椅子の座面に、慌てて戻した祐輔。
立ち昇る湯気を全身から燻らせ、全裸の姿を再び脱衣場に見せていた協子。
大判のバスタオルを胸元から巻き付け、濡れた髪に手際良くフェイスタオルを巻き留める所作を見せると、そそくさと寝室へと向かい、寝室の扉越しに騒々しいドライヤーの音色を響かせ、4、50分は経った頃だろうか、ルームウェアに着替えた協子が姿を見せ、ベランダの洗濯物を取り込み始めていました。
そして敢えて祐輔と隔たり、南向きに面したリビングのソファーに腰を降ろした協子。
娘が残して行った下着類を畳みながら『由香(娘)もあと数年で成人、バレない様にしてくれるなら浮気相手を見つけて貰っても良いのよ?』と、独り言のように呟いたのです…。
その一言が発火点となり『インストラクターさんとは相性が良いみたいだね…』と咳を切ったように返した祐輔。
暫し無言が続く中『はしたない画像まで交換し合えるなんて、何時から何だい?』語気を強めて詰め寄る祐輔に対し、協子は慌てふためくように立ち上がり、一瞬はっ!としたかの様な表情を滲ませると、座面に放置していた携帯を奪うように手にしていたのです。
そしてダイニングテーブルの真向かいに座り直し、震える手で携帯を握りしめた協子。
『若いオトコとの〇ッ〇スは良かった?』交互に湧き上がる嫉妬と怒りを加虐な言葉に変え、改めて問いただす祐輔。
既読マークが付かぬ方法で文面を確かめ、ラインを送ってきた相手が男性であると知り、そのまま交信履歴をスクロールさせた祐輔。
高校生の様に浮いたセリフの応酬が綴られる中、その男のモノと思われる露骨な男性器の画像が添えられ、妻である協子の返信には、艶めかしいランジェリー姿の画像が添えられていた。
高鳴る心臓に荒く弾む呼吸を必死に抑えると、沸々と湧き上がる怒りに拳を震わせた祐輔。
そして生理期間を除き、男の誘いにすべからず応じていた事実も判明し、ラブホテルで撮影されたと思しき白いシーツに包まる画像は、紛れもなく協子そのものだった…。
そしてにわかに鎮まるシャワーの音色と共に、浴室の磨りガラスに浮かぶ協子の立ち姿を目に留め、携帯の置かれていた椅子の座面に、慌てて戻した祐輔。
立ち昇る湯気を全身から燻らせ、全裸の姿を再び脱衣場に見せていた協子。
大判のバスタオルを胸元から巻き付け、濡れた髪に手際良くフェイスタオルを巻き留める所作を見せると、そそくさと寝室へと向かい、寝室の扉越しに騒々しいドライヤーの音色を響かせ、4、50分は経った頃だろうか、ルームウェアに着替えた協子が姿を見せ、ベランダの洗濯物を取り込み始めていました。
そして敢えて祐輔と隔たり、南向きに面したリビングのソファーに腰を降ろした協子。
娘が残して行った下着類を畳みながら『由香(娘)もあと数年で成人、バレない様にしてくれるなら浮気相手を見つけて貰っても良いのよ?』と、独り言のように呟いたのです…。
その一言が発火点となり『インストラクターさんとは相性が良いみたいだね…』と咳を切ったように返した祐輔。
暫し無言が続く中『はしたない画像まで交換し合えるなんて、何時から何だい?』語気を強めて詰め寄る祐輔に対し、協子は慌てふためくように立ち上がり、一瞬はっ!としたかの様な表情を滲ませると、座面に放置していた携帯を奪うように手にしていたのです。
そしてダイニングテーブルの真向かいに座り直し、震える手で携帯を握りしめた協子。
『若いオトコとの〇ッ〇スは良かった?』交互に湧き上がる嫉妬と怒りを加虐な言葉に変え、改めて問いただす祐輔。