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濡れた視線(改定版)
第3章 肉欲と愛欲の狭間で
(たおやかな躰のラインに浮かぶ括れた曲線、こうやって維持してるのか…)薄い白地のタンクトップに薄紫色に染め抜かれたタイダイ柄が浮かび、その透けた胸元に突起した乳首の陰影を滲ませると、しなやかに伸びた下肢を大胆にカットしたデニムパンツから覗かせ、苔庭に敷かれたヨガマットの上で、次々とアクロバティックなポーズを繰り出して見せる潤子。
若い世代に相応しい装いでありながら、何のてらいもなく着こなして見せるノーブラの装いは、サンタモニカでの生活で自然と培われたものだとも理解し、燦燦と降り注ぐ太陽の下。
連日に渡って見せる艶やかな潤子の姿態を目の当たりに、バスローブ越しに、ずきずきと疼き始めた欲望が純白のパイル生地を切なげに押し上げると、自ずと右手を潜らせ、怒張したぺ〇スを優しく扱き始める勇矢を他所に、潤子は額に滲む汗を拭う所作を見せ、くるくるとヨガマットを巻き戻し、ポニーテールにした髪をたなびかせながら、縁側から寝室へと姿を消していた…。
傾斜距離にしておよそ10メートル。改めて北側のベランダから望む屋敷を見下ろせば、屋敷の寝室まで連なる視界に妨げになる障害は皆無に等しく、真逆に屋敷から見上げる勇矢の部屋は生い茂る木立に都合良く遮られ、それは昨日潤子への挨拶で訪れた際、実際に寝室の縁側から覚知していた事で、今更カーテン越しに身を潜める必要も無く、6面に連なるガラスの雪見障子戸越し、畳敷きの寝室に敷きっぱなしの布団を望む一方、千本格子に覆われた浴室と思われる窓枠を左手に見据え、その屋根伝いに伸びた煙突からは、陽炎のように揺らぐ白煙が霞むように見えていた…。
そうこうするうち、インターネットラジオから正午を告げる音色が届けられ、大好きなコルトレーンが奏でるサックスプレイに呼び戻され、カーテンを大きく翻しながらリビングへと戻っていた勇矢。
潤子が帰り土産に持たせてくれた鯛の煮つけを温め直し、大蒜のたまり漬けを副菜にして、手際よく白葱の味噌汁を作り終えると、丁寧に作られた心尽くしの品々は、勇矢の躰に染み入るシンプルな昼食へと姿を変えた。
若い世代に相応しい装いでありながら、何のてらいもなく着こなして見せるノーブラの装いは、サンタモニカでの生活で自然と培われたものだとも理解し、燦燦と降り注ぐ太陽の下。
連日に渡って見せる艶やかな潤子の姿態を目の当たりに、バスローブ越しに、ずきずきと疼き始めた欲望が純白のパイル生地を切なげに押し上げると、自ずと右手を潜らせ、怒張したぺ〇スを優しく扱き始める勇矢を他所に、潤子は額に滲む汗を拭う所作を見せ、くるくるとヨガマットを巻き戻し、ポニーテールにした髪をたなびかせながら、縁側から寝室へと姿を消していた…。
傾斜距離にしておよそ10メートル。改めて北側のベランダから望む屋敷を見下ろせば、屋敷の寝室まで連なる視界に妨げになる障害は皆無に等しく、真逆に屋敷から見上げる勇矢の部屋は生い茂る木立に都合良く遮られ、それは昨日潤子への挨拶で訪れた際、実際に寝室の縁側から覚知していた事で、今更カーテン越しに身を潜める必要も無く、6面に連なるガラスの雪見障子戸越し、畳敷きの寝室に敷きっぱなしの布団を望む一方、千本格子に覆われた浴室と思われる窓枠を左手に見据え、その屋根伝いに伸びた煙突からは、陽炎のように揺らぐ白煙が霞むように見えていた…。
そうこうするうち、インターネットラジオから正午を告げる音色が届けられ、大好きなコルトレーンが奏でるサックスプレイに呼び戻され、カーテンを大きく翻しながらリビングへと戻っていた勇矢。
潤子が帰り土産に持たせてくれた鯛の煮つけを温め直し、大蒜のたまり漬けを副菜にして、手際よく白葱の味噌汁を作り終えると、丁寧に作られた心尽くしの品々は、勇矢の躰に染み入るシンプルな昼食へと姿を変えた。