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濡れた視線(改定版)
第5章 誘惑への序章
(決して聴き間違いじゃない!確かに俺の名を呼んでいた…)

窓越しに粗い呼吸を弾ませ、唖然と見守り続ける勇矢。そして同様の息遣いを背中越しに浮かべ、風呂椅子から仰け反らせていた半身が品を作るように崩れると、勇矢に背けていた躰が反転し、膝立てた両足の袂に丸見えの女陰を見せつけながら、仰向けに横たえた潤子。

仰向けにたわんだ乳房の頂で、激しい息遣いと共に痛々しく揺れる洗濯ピッチ。
そしてパックリと口割けた女陰が黒鮑の様相をみせると、赤く芽吹いた陰核に再び潤子の左手の中指が充てがわれ、更に膣壁に潜らせた右手の2本の指が小刻みな律動を見せ始めていた…。

『あっ、あぁあ、き、来て勇矢、もっと、もっとよ、あぁあ…』
手慣れた手つきで膣壁の天井を啄みながら、勇矢が見守る視線の先で、あからさまな自慰を再演する潤子…。そんな潤子の痴態に釘付けになる一方、事もあろうに、窓の外の縄梯子に預けた躰はそのままに、窓辺りに突けた左手で躰を支え、潤子から贈られた甚平の裾を割り、弓なりに怒張し、ズキズキと疼くぺ〇スに右手を這わせた勇矢。

(あぁ、凄いよ潤子。あぁ…っ、い、逝くよ…)

勇也は下着を穿いておらず、右手の掌中に弓なりに怒張するぺ〇スを従えると、潤子の手慣れた指使いに合わせ、高速で扱き始めていた…。

(す、凄い!それ相当な経験で開発したのだろうか?2度も潮を…)

潤子が見せる艶めかしい自慰行為を凝視しながら、Gスポットへの刺激がもたらすスキーン腺液を、初めて目の当たりにした勇矢。

凄い勢いで吹き出た放物線は2メートル近くにまで及び、それは溜まりに貯めた潤子の渇望の証に違いなく、直ぐその後を追うように、勇矢の白濁の欲望が外壁伝いに滴れば、潤子が魅せた1時間以上に及ぶ痴態も幕を下ろし、すっかり静まり返った浴室の中。互いに弾ませた粗い息遣いも鎮まりをみせ、ふと勇矢が見た腕時計が03:40を示すと、洗い場でシャワーを浴び直した潤子が浴室から姿を消し、その後に続く消灯の合図に、ほっと胸を撫でおろした勇矢。

辺りはうっすらと白じみ始め、時鳥(ホトトギス)の鳴き声を背中越しに聴きながら、夜明け前の屋敷を後にしていた…。
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