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濡れた視線(改定版)
第5章 誘惑への序章
明け方まで続いた興奮を残しながら、ベッドに躰を預けるなり深い眠りに堕ちていた勇矢。(いったいどれだけ寝たんだろう…)額に大粒の汗を滲ませ、忙しない蝉の鳴き声に揺り起こされると、ベッドレストの時計は「7/18(木)14:05」を示していた。

部屋に戻ったのが03:40過ぎ、さすがの潤子も…と、北面のべランダから屋敷の裏庭を望むと、物干し場には洗濯物の影も無く、軒先に吊るされた風鈴が小気味よい音色を奏で、涼し気な簀戸とともに風情ある佇まいをみせると、人の気配すら感じない屋敷を眺めながら、覗きなどと云う暴挙に転じた自分を蔑む一方、浴室で潤子が繰り広げた大胆過ぎる痴態を思い浮かべていた勇矢。

(あれだけ強い性欲を持て余しておける筈も無く、ああいう形で処理を…)

当人にしてみれば至極当然の事であり、それは勇矢とて全く同様であり、未だ燻る火の粉を焚きつけるように、甚平の裾を割って出る怒張したペ〇スを浮かばせると、愛着のわいた甚平を洗濯機に放り入れ、そのままバスルームの扉を開け入り、頭から冷水シャワーを浴びせた勇矢。

燻らせた潤子への熱が全身から抜けて行くような感覚に浸りながら、欲望に忠実な造形を浮かべるぺ〇スに一瞥し、早々にバスルームを後にした。

(明日の金曜日を入れても、残り3日の夏季休暇か…)と、ため息交じりに缶ビールのプルトップを開け、着信の点滅を示す携帯電話を手にすると、潤子からのラインだった…。

【勇矢さん、先日は有難う御座いました。13:00過ぎ位にインターフォンを鳴らしましたが、どうやらお留守のようでしたので勝手ながらお預かりしていた洗濯物を宅配ボックスに入れさせて頂きました。今日は11:00近くまで熟睡したせいか、最近なかなか寝付けなかった頭もスッキリです。そんなスッキリ次いででは無いんですけど、今日は思い切って断捨離を決行。夫が遺して行った貴金属類も含め、箪笥の肥やしになってる一切合切を処分するつもりで、これから駅前のリサイクルショップに行って来ます。 潤子】

(えっ、1時間ほど前か…)不覚にも潤子の鳴らすインターフォンにも気づかず寝入っていた勇矢。慌てて1Fの宅配ボックスへと駆け寄ると、それらしき紙袋を覚知していた…。

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