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濡れた視線(改定版)
第7章 墨画の女
(まるで湯上りの下半身を拭うように…)そして潤子と同様なアスレチックショーツをトートバッグから取り出し、間髪入れずに丸腰の下半身に直穿きにすると、響子の見せる表情には悪びれる様子など微塵も無く、再び潤子の傍らでヨガのポージングを見せ始めれば、難易な鷲のポーズを見せる潤子の傍らで、響子が花輪のポーズを取って見せると、その四股を踏む様に大きく開いた股関には、卑猥に盛り上がる恥丘の膨らみを柔らかなパイル地に模らせていた。

考えてみれば北面のベランダが配された部屋は勇矢が住む201号室の角部屋のみで、それに続いて横並びする他の部屋の北面は、各種換気扇の掃き出し口が防滴カバーに被われながら露出しているだけで、窓と呼べる類は一切配されておらず、屋敷側から見れば裏庭の先で建ち塞がる壁も同然で、そんな安心感からなのか、人目を気にすることなく潤子と響子を大胆にさせているようにも感じられた…。

そして小1時間近くも録画撮りを続けたせいか、ビデオカメラがバッテリーの消耗を示すランプを点滅させ始め、そんな勇矢の状況を悟ったかのように、苔庭に広げた各々のヨガマットが巻き戻され、2人揃って縁側から寝室の奥へと姿を消していた。

(ちょっとした記録映像のつもりが、凄い記録映像にすり替わって…)再びリビングに戻り、その録画データをPCへと保存させると、ほんの遊び心とは言え、その胸の片隅には自分を蔑む想いも過らせ、南面のベランダに干した洗濯物を取り込み終えると、茜色に染まり始めた空を尻目に、買い出しがてらに駅前の商店街に向かっていた。

歩くことおよそ15分程度の距離にありながら、17:00を周る時間でさえ汗が滲み、スーパーの催事場で、勇矢の気を惹いたドイツ直輸入のフランクフルトを買い求めると、まるで自分の物と見紛う程の大きさにたじろぎながら、ヘルシーな無塩で、レモン果汁とパセリが練り込まれたそれは、定期健診で、やや多めと診断された自分の内臓脂肪を鑑み、簡単に内臓脂肪が落とせる方法が無い物かと、隣接するBOOKストアにも立ち寄っていた。

(医学書もしくは健康ヘルスのカテゴリーかな?あっ!ここだ…)明快に分類された書棚のコーナーで立ち止まり、専門書を立ち読みする束の間。何処からか届けられる華やいだ香りをその鼻腔に嗅ぎ取ると、勇矢は見覚えのある身なりで立ち読みする女性を、その隣に見留めていた。
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