この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
濡れた視線(改定版)
第7章 墨画の女
それに呼応するように、すっと立ち上がってみせる勇矢は22:40を周ろうとするリビングの時計を一瞥すると、アームロックを外した電子錠の扉を、そっと押し開けていた。

風呂上りなのか、膝下丈のパイル生地のスモックコートに裸の身を包み、いつもながらに見せる突起した主張をその胸元に模ると、口角に笑みを滲ませ、ほんのりと頬を高揚させた潤子は、可愛げなピンク色のスモックコートのせいか、いつもより嬉々として見えていた。

『私も一杯頂いて良い…?』と、ウイスキーボトルとアイスペールをそのテーブルで目にすると、リビングに通されていた潤子は胸元の前ボタンを三つ開け、覗かせた胸の谷間を敢えて見せるように、勇矢が差し出すロックグラスを手に、舐めるように口に含んでいた。

『凄く素敵な墨画ね!このヌードモデルさんもきっと綺麗な人だと思う』と、その壁に飾られた墨画の手前まで歩み寄ると『私、独身男性の部屋に尋ねるのは何年振りかしら、なんか凄く新鮮な気分。風通しも気持ち良い部屋ね』と、勇矢に背けたその背中越しに独り言のように呟くと、そのまま北面のベランダへと続く寝室のダブルベッドを尻目に、網戸を開けてベランダに出ていた潤子。

勇也はそんな潤子の挙動を目で追いながら、ベランダで自分の屋敷を望む潤子の背中越しに両手を回すと、ギュッと抱きしめていた。

『お尻に勇矢さんの硬くて熱いもの…感じるよ?』と、潤子は勇矢が回した両手を解き、向き直すと同時に勇矢の首にその両腕を回し、伸びを見せる舌先をせがむように近づけると、激しい息づかいで互いの粘膜を貪り合い、クレープ地のパジャマパンツの下で、かつてない程の漲りを見せると、向かい合う潤子の腹部に切なげに押し充てられていた…。

『私と…したかったのね』と、そのまま勇矢の足元に跪いた潤子は、そのクレープ地越しに痛々しく漲る欲情を目の当りに、躊躇う事無く一気に踝まで引き下ろしていた。
/57ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ