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濡れた視線(改定版)
第2章 魔性が潜む屋敷
応接のテーブル越し、見守る勇矢の元に戻ると、一瞬屈めた胸元から再び乳房の谷間を覗かせ、改めて対面のソファーに座り直してみせた潤子。

『冷蔵庫の有り合わせで良ければ…』と、肩先で綺麗なカールを見せる髪を後ろ手に払い、小鉢に分けた和え物をテーブルに並べ、お盆に伏せたグラスを手に持ち直すと、勇矢に手向けるブラックオパールのような瞳は、濡れたように艶めきを放っていた。

『それでは改めて…』勇矢は潤子のグラスにビールを注ぎながら、その傾けたビール瓶越しにノースリーブの胸元を捉えると、僅か50センチの距離に迫るその頂で、卑猥に主張して見せる2粒の突起に、確かな確証を得ていた…。

(15ミリ位だろうか?まるで勃起してるみたいだ…)おそらくシルク素材であろうテラコッタ色のノースリーブ越し、なだらかな傾斜と曲線が放物線を描くように、滑らかな光沢を放つ生地に理想的な陰影を浮かばせると、あからさまに突起して見せるその頂は、あたかも勇矢を誘うように卑猥な造形を滲ませていた。

そして対面に向き合い、酒を酌み交わし、交わす視線と言葉に互いの気持ちが解れ始めると、潤子は堰を切るように語り始めていた。

横浜で生まれ育ち、高校を卒業の後に薬学部のある千葉の大学へと進路を決め、6年制のカリキュラムを終えた暁には国家資格である薬剤師の資格も取得し、24歳の卒業とともに製薬会社の研究員となるも、一回り以上年上の上司と不倫関係に陥り、2年間に及ぶ関係を清算し、26歳の春に退職。そしてその約2週間後には研究員時代の貯えを元にアメリカ西海岸へと旅立ち、コンドミニアムでの自炊生活をスタートさせる一方、1年契約でサンタモニカのお土産屋で働き、自分のこれからを見つめ直しながら英気を養ったと言う…。

『大家さん、色々と経験されたんですね。年下の僕が言うのもなんですけど、神が与える試練に意味の無い事などないんです。人生山あり谷あり、責任転嫁では無く如何に真摯に向き合えるかだと…』


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