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濡れた視線(改定版)
第3章 肉欲と愛欲の狭間で
(私の中の愛欲の恐さを知り…か)マンションまでの短い道のり、潤子が発した言葉の一端を思い返し、独りごとのように反芻させた勇矢。

(あの滲み出る色香は2年間に及んだ不倫相手にもたらされたのだろうか…?)
潤子への思いが勇矢の中で加速度をあげて膨らみ、マンションの階段を上がりながらも、卑猥な造形をホワイトジーンズの下に潜め、おもむろに北面のベランダへと出向いた勇矢。

空が鮮やかな黄金色に染まるさなか、物干し場で洗濯物を取り込む潤子の姿を見据えると、玄関脇のシューズクロークに置いたまま、すっかり忘れていた帰り土産を思い出し、慌ててキッチンまで持ち寄った勇矢。その保冷バッグを開けると、タッパに入れられた鯛の煮つけと、瓶詰にされた大蒜のたまり漬けが入れられ、1枚のメモ用紙が添えられていた。

『このQRコードは私のラインIDです。ご実家も遠い松山市とお聞きしましたし、緊急時の連絡にも便利ですし、お手隙の時で構わないので、スタンプでも返しておいて下さいね。ちょっと作りすぎた鯛の煮つけと大蒜のたまり漬けです。この夏場に向け、しっかりと精をつけて下さいね  潤子』

優しさに溢れた潤子からの心尽くしに、込みあげて来るものを目頭に感じていた勇矢。

【心尽くしの帰り土産に感激しました、本当にありがとうございます】と、早速ラインで返し、大蒜のたまり漬けを微塵切りにし、豚バラ肉に溶き卵を加え、コンソメベースの大蒜チャーハンを作ると【夕食完成です!】と、画像を添えると、再びラインを送っていた…。

何処となく憂いた瓜実顔、ブラックオパールのような濡れた眼差し、決してグラマラスとは言い切れないスレンダーな肢体に、そこはかとなく感じさせる色香。そして勇矢のフェティシズムに刺さるシースルー越しに模らせた乳房の誘惑。2時間に及ぶ色濃い持て成しを終え、まだ小1時間と経たない間にも拘らず、同じ敷地内に住む潤子の存在が堪らなく恋しく、勇矢は疼き止まない欲情に任せ、全裸でバスルームに向かっていた。

(あぁあ…っ!もう、どうかしている。じゅ、潤子…)弓なりに怒張するぺ〇スをバスルームの鏡に投影させ、左右に揺らぐその逸物を鎮めようと、自ずと自慰に耽り始めた勇矢。

やがてその欲情が放物線を描くように勢いよく飛び散ると、白濁色の証が淫らに鏡面を滴っていた…。


















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