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甘い復讐
第9章 再会
アルバートが自室で自身を慰めていたころ、控えの間に戻ったサラは、殆ど意識を失っている状態だった。


腹から大量に内臓を溢れさせたまま、苦しそうに息をしている。


「おい。起きているか?」

とゴードンが聞くが、

「う…あ…」

サラは言葉を発せられない。



「ふん。喋れんか。
アルバート様から、お前にこれを与えるように言われている。」

そう言って、ゴードンは瓶をサラの前に出した。
ワインの瓶程の大きさで、中には何かの液体が入っているようだ。


「調理場から貰ってきてやったぞ。飲め。」

そう言って、ゴードンは瓶の中のものをグラスに注いだ。

大広間に出されていた、ご馳走に使われた牛や鶏、羊などの肉を捌く時に出た、動物の血を集めたものだった。


ゴードンは動けないサラの口を抉じ開けるようにして、グラスの中身を注ぎ込んだ。


ゲホッ!ゲホッ!ゲホッ!


だだでさえ不味い獣の血は、殺してから時間の経っているため、到底飲めたものでは無かった。


「くそっ!飲め!!」


また、無理矢理口を開けて、注ぎ込むと、今度は吐き出せないように、口と鼻を手で押さえつけられた。


「ぐっ…ぐっ…」


苦しそうにサラは眉間に皺を寄せる。



ゴ…ク…


古い血独特の生臭さが口一杯に広がる。
吐き気がする。


「飲め」

やっと飲み込んだと思ったら、すかさずゴードンが無理矢理口を抉じ開け、また血を流し込み、すぐに口と鼻を塞ぐ。


あまりの苦しさに涙が溢れるが、もちろんゴードンはお構い無しだ。

何度かその動作が繰り返された後、サラはなんとかグラス一杯の血を飲み干すことが出来た。


胃に入った血は、臭気を放ち、サラは飲み込んだ後も、何度か吐きそうになったが、それでも2日間食事を摂れず、血の気が失せ青白かったサラの肌は、みるみるうちに、血色を取り戻した。


腹の傷も再生が進み、溢れた内臓は腹の中に戻り、うねうねと血管が再生し、まるで、魔法に掛けられたようだ。


腹を縦に割られていたのに、ものの20分程で傷口は塞がり、40分が経過する頃には、すっかり回復していた。
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