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また桜は散り過ぎて
第14章 新しいレール
「へぇ、おもしろそうだね。それって、おねえちゃんとお義兄さんと二人で始めるの?」
「うん。お義兄さんは農作業で手一杯だから私らに任せるよって。
あとは規模を広げたらパートでも雇うかもしれないけど。
今のところは二人で頑張るつもり」
話を聞いているうちに、これは転機になるかも、と思った。
あの町を離れよう、あの二人の前から消えよう・・
そんな決意を抱こうとしている私にとって、新しく引かれたレールなんじゃないか。
笑いながらも熱弁をふるう姉の顔を眺めながら、私の中で変化と期待が渦を巻き、
その渦が次第に大きくなっていくのを感じていた。
「うん。お義兄さんは農作業で手一杯だから私らに任せるよって。
あとは規模を広げたらパートでも雇うかもしれないけど。
今のところは二人で頑張るつもり」
話を聞いているうちに、これは転機になるかも、と思った。
あの町を離れよう、あの二人の前から消えよう・・
そんな決意を抱こうとしている私にとって、新しく引かれたレールなんじゃないか。
笑いながらも熱弁をふるう姉の顔を眺めながら、私の中で変化と期待が渦を巻き、
その渦が次第に大きくなっていくのを感じていた。