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また桜は散り過ぎて
第7章 休日に出会った偶然
「びっくりした!まさかこんなとこでお会いするなんて思ってもみなかったから、
 誰だろうって」
「すいません、脅かしちゃったみたいで。いやあ昼間でよかったです。
 夜だったら逃げますよね」
冗談を言いながら照れ笑いを浮かべる小西さんの、初めて見る表情は
普段の物静かな雰囲気と違ってとてもお茶目でかわいらしい。
この年齢の男性をかわいらしいなどといったら失礼かもしれないが、今はそう思うのだ。
「町田さん、お散歩ですか?っていうより今日はお休みなんですか?」
「ええ、たまには有給休暇をとって平日の人が少ない時にのんびりしようかと。
 小西さんは?今日はお店、お休みなんですか?」
そういえば定休日は不定休と書いてあった気がする。
お店がオープンして3ヶ月ほど。
その間に店が閉まっているのに気づいたことはなかったが、
きっと何日かはお休みだったのだろう。
「ええ、今日は店を休みにしたんです。
 で、こんなにいい天気だから運動がてら散歩でもしようと思って。
 この町に越してきてからまだあまり歩き回っていないんですよ。
 だから探検がてらってとこですかね」
探検だなんて、ますますかわいらしい一面を見れた気がする。
今日、有給を取っていて、こんなにいい天気でよかったとしみじみ思う。


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