この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
また桜は散り過ぎて
第7章 休日に出会った偶然
「ほんと・・どうして喫茶店に?」
「美味しいって言ってもらえる料理を出す、食べて満足して客は帰っていく。
 何度も足を運んでくれる客もいるけれど、料理がメインで店に来てくれる。
 レストランってそういうとこですよね。それに比べて喫茶店は、時間を楽しんでくれる。
 もちろん美味しいコーヒーを飲みたい、
 でもそれだけじゃなくくつろぐ空間と時間も欲しい。
 喫茶店ってそういう人たちに求められている場所だと思うんです。
 それに人と人との距離が近い。人のありがたさをより感じられるんじゃないかって、
 思ったんですよね。現にこうして出会いと関わりが生まれたでしょう?」
 小西さんは、これは私の想像だが、料理を気に入ってもらう事より
人と人との出会いや癒しにやりがいを感じているのではないだろうか。
手の込んだ料理に比べたらコーヒー一杯の値段はかなり安い。
お客がコーヒー一杯で何時間も粘ったら儲けにならないということは
素人の私にだってわかる。
それでも小西さんは喫茶店でのやりがいの方を選んだのでは。
「私との出会いにも価値があると思ってくださいますか?」


/124ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ