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アネキと俺の性事情
第4章 ライバル
アネキの結婚が決まった。
交際を始めてから半年後の事だった。
式は3か月後の6月11日に決まった。
結納式は両家の両親と兄弟だけで行われた。
相手方は父親、母親、そして弟。
こちらは父親、母親、そして俺。
あまり気を使わないようにと食事会の形で簡略化して執り行われた。
相手の両親は礼儀正しくて常識を弁えた凄く感じの良い人達だった。
ただ、俺が気になったのは、相手の弟だった。
歳は俺より4歳上の大学性との事だったが、見た目は俺といい勝負のイケメンだった。
だが、気になったのはその男の視線と目付きだった。
アネキを見る目が好奇心丸出しのイヤらしい感じの目だったのだ。
(こいつ・・アネキをイヤらしい目で見やがって・・)
勿論、その事に気付いたのは俺だけだったから、何事もなく無事に結納式は終了した。
その夜。
無事、結納式が終了した後、アネキが親父とおふくろにお礼と今まで世話になった事への感謝の挨拶をしていた。
花嫁が嫁ぐ前の日によくやるやつだった。
両親への挨拶の後、アネキが俺の部屋にやってきた。
「あんたにも世話になったわね。来年の受験、頑張ってね!」
アネキはそう言って優しく微笑んだ。
「アネキも幸せになれよ!それが俺達家族への恩返しだから」
俺は自分でもまともな事を言えたもんだと感心した。
「そうね・・!ありがとう!じゃ・・」
「アネキ・・!」
部屋を出て行こうとしたアネキを呼び止めた俺だったが、既に嫁ぐ事が決まっている女性に言うべき言葉はないと思い返したのだった。
交際を始めてから半年後の事だった。
式は3か月後の6月11日に決まった。
結納式は両家の両親と兄弟だけで行われた。
相手方は父親、母親、そして弟。
こちらは父親、母親、そして俺。
あまり気を使わないようにと食事会の形で簡略化して執り行われた。
相手の両親は礼儀正しくて常識を弁えた凄く感じの良い人達だった。
ただ、俺が気になったのは、相手の弟だった。
歳は俺より4歳上の大学性との事だったが、見た目は俺といい勝負のイケメンだった。
だが、気になったのはその男の視線と目付きだった。
アネキを見る目が好奇心丸出しのイヤらしい感じの目だったのだ。
(こいつ・・アネキをイヤらしい目で見やがって・・)
勿論、その事に気付いたのは俺だけだったから、何事もなく無事に結納式は終了した。
その夜。
無事、結納式が終了した後、アネキが親父とおふくろにお礼と今まで世話になった事への感謝の挨拶をしていた。
花嫁が嫁ぐ前の日によくやるやつだった。
両親への挨拶の後、アネキが俺の部屋にやってきた。
「あんたにも世話になったわね。来年の受験、頑張ってね!」
アネキはそう言って優しく微笑んだ。
「アネキも幸せになれよ!それが俺達家族への恩返しだから」
俺は自分でもまともな事を言えたもんだと感心した。
「そうね・・!ありがとう!じゃ・・」
「アネキ・・!」
部屋を出て行こうとしたアネキを呼び止めた俺だったが、既に嫁ぐ事が決まっている女性に言うべき言葉はないと思い返したのだった。