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アネキと俺の性事情
第4章 ライバル
アネキに彼氏が出来て以来、俺の心の中にポッカリと穴が開いたようだった。

勉強も遊びも手に付かなかった。  

唯一、心に開いた穴を埋めてくれたのは幸恵さんの存在だった。

幸恵さんは彼氏がいるにも関わらず、俺が連絡すると必ず会ってくれた。

会った上で、『何がしたいの?世間話?遊び?それともH?』と聞くのだった。
 
俺は迷わずHと答えた。

すると近くにあるホテルに俺を連れていき、Hさせてくれた。

勿論、様々なテクニックも教えてくれた。

やっぱり幸恵さんは俺のHの先生だった。

だが、さすがに幸恵さんにもアネキとの事は話してはいなかった。

話せる筈がなかったが・・



「ああ・・ああ・・ああ・・」

俺に抱かれながら、幸恵さんは泣き出していた。

俺とのHの方が、彼氏とのHより数段気持ち良いらしいのだ。



「ねえ、私達・・付き合っちゃおうか・・?」

行為の後、幸恵さんが囁いてきた。

「え・・?俺でいいんですか?」
 
「麻衣には内緒よ!」

「は、はい・・宜しくお願いします」

俺はベッドの上で正座して頭を下げていた。

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