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アネキと俺の性事情
第6章 調教、そして・・
アネキの調教が始まって間もなく、アクシデントが起きたのだった。

俺と幸恵さんがホテルから出て来た時、ちょうど通りかかったアネキと鉢合わせしたのだ。

「え・・?」

「あ・・」

「げ・・」

3人が3人とも互いの顔を見合わせながら、この不運な鉢合わせに驚き、またショックを受けたのだった。

「ゆ、幸恵・・?」

「麻衣・・」

「アネキ・・」

3人とも声が出なかった。



それから3人でファミレスに入って、話し合う事にした。

「あんたがまさか幸恵と付き合ってるなんて・・」

アネキが俺を責めるような口調でそう言いながら、何度も顔を振っていた。

「麻衣、隠していてごめん!でも、これは私の方から誘ったのよ!ちょうど前の彼氏とケンカ別れしてムシャクシャしてた所に裕貴君とばったり出くわしたものだから・・」

幸恵さんが苦笑いしながら事の成り行きを説明してくれた。

「幸恵も幸恵よ・・!私に隠し事するなんて・・」

アネキはそんな幸恵さんにも文句を言っていた。

「ごめんなさい!」

「ごめん!」

俺と幸恵さんは同時にアネキに頭を下げたのだった。

すると急にアネキが、「アハハ」と笑い出した。

驚いて顔を上げると、アネキが「2人は歳が離れていても独身なんだし、2人の恋愛に私が口出しする権利はないわよ。それに私は人妻だしね・・」

そう言って全てが吹っ切れたようにアネキは笑うのだった。

俺と幸恵さんはホッと胸を撫で下ろした。







その日以来、俺とアネキの関係は終わったのだった。

最愛の女性との別れは辛かったが、これも仕方のない事だった。

どうせいつまでも続けられる訳がないのだ。

それに・・実はアネキは妊娠したらしかった。

勿論、俺ではなく、れっきとした旦那との子供を・・

あまりにも突然の終幕だったが、これも運命なのだろうと俺は理解した。

それからも俺は幸恵さんとの交際を続けた。

段々、幸恵さんが最愛の女性に思えてきたから、いずれプロポーズするつもりだった。




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