この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋とエロス
第1章 プロローグ
 ほどなく、彼の腰が小刻みに揺れはじめた。

「どう? 気持ちいい?」

 ほんの少しだけ唇を離すと、彼はささやくような声で尋ねてきた。いつもと違う、優しさに満ちた目で見つめながら。

「そろそろ、奥でイけるようになってみようよ」


 ちょっと前まで、深く挿入されるのは痛いだけだったのに、最近は少し感覚が違ってきていた。

 ずっと奥の隠れた部分に、押されると全身がゾクゾクするツボのような点があって、その甘く鈍く痺れる感覚からは、濃厚な快楽の気配がするのだ。


「なに、これ……すごい」

 どこか、体の奥深くから、とてつもなく熱い感覚が生まれ出てくる。それは溶岩のようにドロドロと沸き立ち、急速に全身へ広がっていく。鳥肌が立つような凄まじい快感だった。

「やだ、先輩、怖い」
「大丈夫」

 彼は優しく言って、私の頭をなでたけど、腰の動きは止めてくれなかった。

「あ……くる、すごいのが……あっ」

「一緒に」

 揺さぶりに力強さが加わった。先端を奥に押し当てたままだから、振動がダイレクトに響いてくる。中にぎゅっと力が入り、そのことでますます快感が増す。たまらず彼にしがみつき、救いを求めて見上げた。

「万結」

 耐えるように眉をひそめ、表情を歪ませたその顔を目にした時、閃光が弾けたような衝撃とともに、快感のマグマが噴き出した。同時に、彼が放出した熱を最奥で感じる。


「先輩」


 今だけ。それはお互いわかっていること。


「愛してる」
/24ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ