この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 2
第8章 蛍の思い出

 宵が腕を組む。
 晃は苦笑いを返した。
 志穂のメールアドレスも電話番号も確かに知っていたが、それは志穂から連絡先の交換をしてほしいと頼まれたからだった。
 もちろん、やましい目的ではない。
 ーーごめんね。晃くんに頼むことでもないかもしれないんだけど、学校行事があったら教えてほしいの。宵ってば全然教えてくれないから。
 最初にそう言って、彼女がメールアドレスを書いた紙を渡してくれたのはいつだったか。結婚して弘行の家に越してすぐの頃だったように思う。宵が一人で住むことになったアパートで、たまたま鉢合わせた時だ。そして、同居を始める前にお互いの親に挨拶に行ったのだが、その時に番号を渡された。

『晃くんが一緒に住んでくれるなら、安心! 宵をよろしくお願いします!』

 そんなメモと共に。

(ついつい無理させちゃってるけど)

 せっかく信頼してくれている志穂に対しちょっとだけ心が痛むが、そこはあえて気にしないことにした。

「なんで三者面談があること志穂さんに黙ってたの?」
「…………」

 宵は無言。灰色の瞳を晃から逸らしただけだった。

「心配だし、気になるんだと思うよ、学校生活とか君のバイトのこととか」
「……誤魔化してばっかで、なんかやだったんだよ」

 宵は言葉を探すような間を空けてから、ようやくそれだけ口にする。
 晃はああ、と頷いた。
/836ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ