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Memory of Night 2
第38章 救援

「あれ、ハルちゃんスマホの電源切れてる……。まったく、ちゃんと充電しとかないから……」
「……え?」

 近くにいた亮が、スマホを耳に当てたままため息をついた。
 その声が聞こえ、晃の胸騒ぎが大きくなる。

「あの、宵のも同じなんです。昨日満タンにしたのに」
「宵くんのも繋がらないのかい?」
「はい」

 晃と亮は一瞬顔を見合わせた。

「ーー俺、部屋見てきます!」

 やっぱり、何かおかしい。二人してスマホが繋がらないなんて。
 晃は食堂を飛び出した。すぐに亮も追ってくる。

「……ハル姉、さっき写メ送ってきたばかりなのに繋がらないの変じゃないですか?」

 部屋にいるのなら、電池が減れば充電するはすだ。そもそも短時間のうちに二人とも連絡不能になるなんてそんな偶然あるだろうか。
 階段をかけのぼり、宵と春加の部屋へと走る。
 亮が二回ノックをしたが、中から反応はなかった。

「ハルちゃん、宵くん、居たら返事して」

 亮が呼びかける。再びノックしたが、反応はない。

「ハルちゃん、宵くん!」

 声量を上げて呼びかけ、何度か強く叩いた。

「入るよ!」

 ドアノブをまわす。だが、開かなかった。
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