この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 2
第44章 リハビリとマッサージ

「俺が宵の世話全部してあげるって」
「……いーって。なんかおまえに頼むと変なことされそうでやだ」
「変なことって? 普通に食事やお風呂手伝ってあげようと思ってるだけだよ? どんなこと想像してるの?」
「……なんもしてねーよ! もう、寝ろ早く! 試験お疲れ!」

 宵は一方的に通話を切った。
 晃に会いたいのは、自分だって同じだ。
 宵は無意識に、首の辺りをさすっていた。晃の声は、たまに起爆剤のような作用をする。脳の奥にそっと入り込み、体の芯を揺さぶってくるのだ。
 ずっと慰めてない体に熱が溜まって仕方がなかった。
 もちろん今の状況では、一人でこっそり発散することはできない。自分の家ではないし、風呂も手伝ってもらっている状況だった。それでもこんな気分になったことはないので、間違いなく晃のせいだ。
 ふいに試験日の朝の晃からのキスを思い出し、宵は顔をあげた。
 隣に担任の倉木、周りにはクラスメイト達もいたのに、あまりの大胆さに開いた口が塞がらなかった。
 晃との関係はバレてしまっただろうが、あの日は試験でクタクタでそれどころではなかった。
 思い出すとまた、さらに体が火照る。
 宵は晃からのキスの感触を振り払うように首を振り、寝るための準備のため部屋を出た。
/843ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ