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第2章 脱がされた女児水着（タンキニ）

時は、深夜11時50分頃であった。

ところ変わって、家の大広間にて…

大広間のテーブルの上には、白ごはんが盛られているお茶わんとお漬けものとつくだ煮が盛られている小皿とキュウスが置かれている。

大広間にいるのは、しず子ひとりである。

この時間、ひろ子は産業道路沿いのすき家（牛丼屋）でパート（かけもちで働いている）中である。

アップは、翌朝６時である。

和正夫婦は、和正の親類の家にいる。

和正のオイゴが国際結婚すると言うたので、寝ぼけているオイゴに『甘ったれるな!!』とおらびに行った…と言うことだ。

和行は、まだ帰宅していない…

しず子の夫は、北日本の山奥のトンネル工事の現場ヘ出稼ぎに行ったが、連絡は途絶えたままである。

しず子のいらだちが限度を超えそうになった。

その時に、和樹がつかれた表情で帰宅した。

ものすごくイライラしているしず子は、和樹に八つ当たりした。

｢和樹さん!!こんな遅い時間までどこへ行ってたのよ!!｣
｢やかましいだまれ!!｣

和樹は、スーツのジャケットをイスにたたきつけたあと、ざぶとんの上にドサッと座った。

｢ふざけんな!!ふざけんな!!ふざけんな!!｣

和樹は、お茶わんに盛られている白ごはんの上にお茶をかけながら『ふざけんな!!』と怒った。

（ズルズルズルズルズルズルズルズル…）

和樹は、ズルズルと音を立てながらお茶づけを食べている。

ふざけんなよ…

なにが今治で家族を作ろうや…

工場の従業員さんたちの気持ちをふみにじった愛媛県の結婚支援事業は、絶対に許さない…

ほやけん、結婚支援センターをダッタイした…

キューデンは、セーゾーにきついイジメを加えたので、なお許さない…

ふざけんな…

ふざけんな…

ふざけんなキューデン!!

しず子は、ガツガツとお茶づけを食べている和樹に怒った声で言うた。