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絶対的下僕の末路
第1章 【玩具はお前だって言ってんの】
少しだけ激しく吸い付いた。
ピチャピチャと唾液を交換する音。
舌を絡ませて歯列裏までなぞる。
額をくっつけて余韻を楽しみ、更に煽るの。
「勃起してんじゃん……キスしててあげるからシコりなよ」
「え……?あっ…んん…っ」
首に手を回し逃げれないよう抱き寄せる。
腰に巻いたタオルなんて取ってあげるよ。
戸惑いつつも喘いでるし必死にシコってる。
唇離してペニスに唾液を落としてあげるから。
卑猥な音立てて目隠ししながらオナニーしてる姿、マジでヤバいよ?
すっごい唾液吸ってくるじゃん。
気持ち良いんだ?
もっと舌出しなさいよ。
「うっ……はぁっ…!」
巻いていたタオルをペニスに被せた。
被った部分が濡れてシミになっていく。
射精しちゃったね。
目隠しも取ってあげる。
涙目でイったの?
また汚しちゃってごめんなさいしてるね。
そんなに唇見ないでよ。
もうキスはしないよ?
見つめ合ったまま頬に触れてる。
その手が離れたらもう終わりって気付いて頬擦りしてるの?
「2分で乾かしてきて?その後腕まくら」
「わ、わかった!」
ゴロンと寝転んで携帯をチェックすると友達の真帆から返信が届いていた。
(えー!カウンターでめっちゃ濃厚なキスしてたよ!覚えてないんかい!)
(とりあえず無事でヨカッタ)
(ワンチャンなら連絡先ブチっときなよ〜)
いや、最初から連絡先は交換してない。
ワンチャンだからね。
しつこかったような気もするけど、どんなに酔ってても私から連絡先教える事はない。
その辺は上手く交わしてると思う。
ハァーと溜め息をついて携帯を枕元に置いた。
ちょうど伊織が入ってきてベット脇に来る。
ジャスト2分。
あまり乾いてない気もするけど手を引いて一緒に寝た。
抱き枕のように身体を擦り寄せる。
勿論、下着は着けているが部屋着のラフな格好だ。
そして、添い寝してくれる伊織も私が用意していた部屋着に着替えてる。
髪からは同じ匂いがしていて抱き心地が良い。
本当に快眠出来るほどスーッと眠りに落ちていく。
こんな曖昧な関係がこれからも続いていくだろうし人生そのものも支配された方が悦ぶんだろうな。