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絶対的下僕の末路
第1章 【玩具はお前だって言ってんの】
一方的に切ってすぐ着信拒否にし、連絡先を消去した。
これも、伊織に見せつける為。
「これで良い?ちょうど切りたかったの……伊織の事利用しちゃったけど」
安堵したのか、後ろから抱きついてきてピストンが止む。
かなり息が乱れているのに消え入りそうな声で聞いてくる。
「ハァハァ……あと何人?あと何人セフレ居るの?」
さっきと打って変わって弱々しい態度。
いつもの伊織だ。
まさか、全員切らせるつもり?
すぐ調子に乗っちゃうんだね。
「さぁ…?数えた事ない、連絡先入れてない方が多いしね」
「うっ……ハァハァ、沙羅ちゃんは僕をどうしたいの?」
「ねぇ、腰止まってる」
「あ、はい……」
「伊織は黙って腰振ってりゃ良いよ」
「ハァハァ……あっ…」
上体を起こし振り返る。
「何で抜くの?言う事聞けないの?」
ブンブン首を振っていつもの態度。
どんな言い訳するのかと思ったら、背中にキスを落としてきた。
捨てられた子犬のような眼差しで訴えてくる。
「沙羅ちゃんの顔が見たい……正常位したい」
意外だった。
まさか伊織がこんな事言ってくるなんて。
特にキュンとはしないけど意外過ぎて素直に受け取りそうになった。
向かい合ったがすぐには与えないのが本来の私。
「ん?言い方違うじゃん?忘れたの?あんたは私の下僕…だよ?」
そう言うと慌てて正座をし、頭を下げお願いするのだ。
「正常位させてください…!」
「イかせられるの?」
「頑張る……」
「正常位とか伊織が言うとムカつくんだけど」
まるで誰かとしたみたいな言い方じゃない。
ごめん…てそこで謝るのもおかしいでしょ。
「でも僕はっ……沙羅ちゃんとセックスしながらもっとキスがしたい……胸も触りたい……イク時の顔、もっと近くで見たいよ」
「早漏のくせに、よくそんな事が言えるね?良いよ……挿れなよ」
脚を開いてあげたら勃起したペニスを握り興奮しながら近寄ってきた。
挿れる前にする事あるでしょ。
「ん……キスしたいんでしょ?」
「うん……」