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絶対的下僕の末路
第1章 【玩具はお前だって言ってんの】
そう釘を差しておきながらキスした下唇を甘噛みして引っ張る。
これからも私の為だけに生きなさい。
ご褒美は私の笑顔………嬉しいでしょ?
膝まつき手の甲に頬擦り寄せて悦んで下僕になるの。
言っておくけど自分から進んでやってるのよ?
どんなに冷たくあしらわれても泣いて縋り付くのよね。
命令や見下されるのが大好きで
何もかも支配されたい人。
そして、支配したい人が私。
利害が一致しているね。
大学に入った頃からこんな感じでずっと振り回してる。
よく飽きもしないで泣きついてる。
まだ私が好きだと言ってくる。
こんな扱いしてるのに。
「綺麗な脚だよ…」とつま先から舌を這わせて他の男の匂い消してくれるの。
脚の指しゃぶりながら踏んづけられるの待ってる変態ぶり。
そんな伊織を拘束しては愛を囁いたり罰を与えたりする私の日々はそれなりに充実している。