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絶対的下僕の末路
第3章 【誰が休んでいいと言ったのかしら】
「ハァハァ……オマンコに決まってるだろ」
ポケットの中に忍ばせていた携帯を取り出す。
ボタンを押して再生してあげたら益々真っ青になっちゃいますかね?
今の会話、録らせて頂きました。
これも真帆の入れ知恵だけどね。
“ダメか…?今から舐めて気持ち良くするから”って録音再生し始めたら慌ててる。
「万が一の時の為に録っただけだからこれで准教授の事脅迫したり悪用には使いませんよ、安心してください」
「卑怯だぞ………」
「うん、本当そう思う」
「消してくれよ」
「准教授が金輪際私にこういう事しなければ世に出ませんよ」
頭を抱えて心底後悔している様子ですね。
もっと私を責めるのかと思いきや萎えたペニスを静かに直してる。
そして、思い付いたのが全力での土下座か。
単なる暇潰しのハニトラなのに。
「悪かった…!この通りだ…!もう二度としない……許してくれ」
うわ、写メっちゃう?
さすがにそれはやり過ぎか。
土下座する頭をそっと撫でてあげた。
「ううん、こちらこそ良い思い出にしますね?明日からも講義楽しみにしてます」
そして目の前でさっき録音したのを消去したら泣きながら「ありがとう」と言われた。
コピーしてますけどね、一応。
直感だがネチネチした悪い大人じゃなさそうなのでこのまま見逃す事にします。
出て行こうとする私を最後に呼び止めた生田准教授は。
「俺が言うのも何だけど……自分の身体、大事にしろよ?」
悲しそうな顔で言われてもきっと半分も心に刺さってないんだろうけど。
おそらく上手く笑えてたと思う。
とびきりの笑顔を見せてバイバイしてきた。
外に出たところで真っ先に伊織が駆け寄って来た。
「真帆ちゃんが此処で待っててやれって……」
相変わらずオドオドしてて苛つかせる天才だね。
無視して歩くと一歩下がってついて来る。
ピタッと止まればどうせ肩上げてビクビクしてるんでしょ。
「真帆とちょっとだけ会うから」
「あ、うん」
「その後、伊織の家行って良い?」
「へ…?わ、わかった」