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不誠実なカラダ
第2章 所詮体と心は違うもの
「なんだかこう言う事してると、恋人同士みたいですね。」
私は泡がついたまま、部長の体を抱きしめた。
すると部長は、私の体を引き離した。
「部長?」
「こう言う事は、しないでくれ。」
「えっ?」
私は、部長を見上げた。
「……好きになられたら、困るんだよ。」
私の胸に、チクッと何かがささった。
部長は何もなかったように、体を洗い流して、さっさとお風呂場を去ってしまった。
一人残された私は、またバスタブに戻った。
温かいはずなのに、寒い。
両足を組んでも、温かくならない。
「……ヒックッ。」
寂しい。
部長をセフレに選んだのは、どこかで、この人だったら心の隙間を埋めてくれるかもしれないと、思ったから。
でも、埋まらない。
心の隙間は、好きな人じゃないと埋められないの?
私の隙間を、埋めてくれる人は、いないの?
泣きながら、私は自分の惨めさを恨んだ。
私は泡がついたまま、部長の体を抱きしめた。
すると部長は、私の体を引き離した。
「部長?」
「こう言う事は、しないでくれ。」
「えっ?」
私は、部長を見上げた。
「……好きになられたら、困るんだよ。」
私の胸に、チクッと何かがささった。
部長は何もなかったように、体を洗い流して、さっさとお風呂場を去ってしまった。
一人残された私は、またバスタブに戻った。
温かいはずなのに、寒い。
両足を組んでも、温かくならない。
「……ヒックッ。」
寂しい。
部長をセフレに選んだのは、どこかで、この人だったら心の隙間を埋めてくれるかもしれないと、思ったから。
でも、埋まらない。
心の隙間は、好きな人じゃないと埋められないの?
私の隙間を、埋めてくれる人は、いないの?
泣きながら、私は自分の惨めさを恨んだ。