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トパーズ
第11章 更なる試練
三者面談が終わると、バタバタと母はパリに帰ってしまった。
その間、2回ほど、黒田先生のご両親を交えてオンラインでお話しも出来た。


理系への進路変更については、
3学期の期末試験を、理系科目を理系クラスのもので受けた上で決めると言われて、
死ぬほど勉強した。


結果は…
どの教科も名前が貼り出されるほどの上位に入れたので、
無事に理系クラスに変われることになった。


試験の後は、少しまったり出来るはずだったけど、
大きな事件が起きてしまった。


いきなり、私は校長室に呼び出された。
部屋に入ると、
黒田先生や学年主任の先生も居た。

何事かと思ったら、

「こんなものが届いているんだが?」と、
白い封筒を渡される。


中を開けると、
白い紙に大きなフォントで、

「英語の黒田先生と2Aの斎藤さんは付き合っている」
と書かれていた。


「えっと、これが?」
と、私は思わず訊いてしまった。


校長先生は少し困った顔をして、
学年主任の先生を見る。

「これは事実なんだろうか?」
と、学年主任の先生が言う。


「事実だとしたら、
何か問題でしょうか?」と、更に私が言うと、
校長先生と学年主任の先生は困惑した顔をする。


「昨今、淫行とかあれこれ言われているからね…」


「性的な関係があるか?というご質問でしたら、
ありません」と、黒田先生はきっぱりと答えた。


先生方はホッとした顔を浮かべた。


「ただ…お互いに好意を持っています」
と続ける。


「うーん。
それは…」


「でも、そんなことで、贔屓したりはしませんよ?
英語については、ご存知の通り、
斎藤さんの実力は学年一のレベルで、
正直、僕も舌を巻くほどですから」


「他にも来てるんだよ」と、写真を見せられる。


私と黒田先生が仲良く私のマンションに入る処の写真で、
多分見切れているけど、一緒にミラノや山田くんも居るはずだった。


「これ…斎藤さんのマンションに2人で入っていところだと書いてあったよ」


「盗撮ですよね?
証拠能力、ないですよね?」と私が言うと、
校長先生は笑い出す。

「それに、一緒に小林くんや山田くんも居たはずですよ?
意図的に構図をトリミングしてます」と更に言った。

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