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トパーズ
第11章 更なる試練

担任の先生が、会話を止めに入るけど、
私は淡々と答えた。
「ヤッてるって?
セックスしてるっていう意味なら、
NOです。
それで良い?」
教室がざわつく。
「匿名で貼り紙するような卑劣なことをする方が、
私はどうかと思うし、
個人的なことを訊きたかったら直接訊けば良いと思う。
まあ、答えるかどうかは、
私の自由だけど。
これで良いですか?」
と言うと、
チャラい男子は決まり悪そうな顔で黙ってしまった。
ホームルームが終わると、
男子が私の処に来て、
「さっきはごめん」と言った。
「別に気にしてないから大丈夫。
あの紙、校長先生のトコとかにも届いてて、
呼び出しされたしね。
他人のことなんて、どうでも良いのにね?」と笑って、
「仲直りの握手、しよ?」って言って、
がっちり握手した。
「あのさ、
ああいう嫌なことするようなヤツがいて、
女子が困ってたら、助けてあげてね?
それが男子ってもんでしょ?
私みたいに反論するようなコばかりじゃないんだよ?
弱くて泣いてる女の子も居るんだから、
頼んだよ?」と言った。
「本当に理系に行っちゃうのか?」
「うん。
パラダイスのA組から、
地獄のF組の予定だよ」
「斎藤さんはさ、
すぐに付き合ってくださいとか言ってきて、
簡単にキスとかあれこれやらせてくれる女と違って、
絶対そんなことないと思ったから、
なんかショックで、
あんなネチネチ訊いたんだよね」
「あれこれやられせてくれるって…!
女の子は大事にしないとダメだよ?
サッカー部のエースストライカーじゃ、
モテてモテてしょうがないかもしれないけどね?」
「取っ替え引っ替えして付き合っても、
これっていうコは居ないからな」
「きっと、出会えるよ。
その時にちゃんとその人と結ばれる為にも、
どうでも良い女の子と付き合ってちゃダメだよ。
この子だ!って思った時に、
変な女の子に纏わりつかれてたら大変じゃない?」
「そうだよね?」
「あとね…
私、黒田先生のこと、大好きよ?
何されても良いくらい好き。
でも、私を大切にしたいって。
結婚するまで、ずっと待ってるだって。
それがさっきの答え」
「凄いな。
俺なら我慢出来ないよ」
ミラノと山田くんが迎えに来てくれたので、
「じゃあね?A組、頼んだよ」
と言って、教室を後にした。
私は淡々と答えた。
「ヤッてるって?
セックスしてるっていう意味なら、
NOです。
それで良い?」
教室がざわつく。
「匿名で貼り紙するような卑劣なことをする方が、
私はどうかと思うし、
個人的なことを訊きたかったら直接訊けば良いと思う。
まあ、答えるかどうかは、
私の自由だけど。
これで良いですか?」
と言うと、
チャラい男子は決まり悪そうな顔で黙ってしまった。
ホームルームが終わると、
男子が私の処に来て、
「さっきはごめん」と言った。
「別に気にしてないから大丈夫。
あの紙、校長先生のトコとかにも届いてて、
呼び出しされたしね。
他人のことなんて、どうでも良いのにね?」と笑って、
「仲直りの握手、しよ?」って言って、
がっちり握手した。
「あのさ、
ああいう嫌なことするようなヤツがいて、
女子が困ってたら、助けてあげてね?
それが男子ってもんでしょ?
私みたいに反論するようなコばかりじゃないんだよ?
弱くて泣いてる女の子も居るんだから、
頼んだよ?」と言った。
「本当に理系に行っちゃうのか?」
「うん。
パラダイスのA組から、
地獄のF組の予定だよ」
「斎藤さんはさ、
すぐに付き合ってくださいとか言ってきて、
簡単にキスとかあれこれやらせてくれる女と違って、
絶対そんなことないと思ったから、
なんかショックで、
あんなネチネチ訊いたんだよね」
「あれこれやられせてくれるって…!
女の子は大事にしないとダメだよ?
サッカー部のエースストライカーじゃ、
モテてモテてしょうがないかもしれないけどね?」
「取っ替え引っ替えして付き合っても、
これっていうコは居ないからな」
「きっと、出会えるよ。
その時にちゃんとその人と結ばれる為にも、
どうでも良い女の子と付き合ってちゃダメだよ。
この子だ!って思った時に、
変な女の子に纏わりつかれてたら大変じゃない?」
「そうだよね?」
「あとね…
私、黒田先生のこと、大好きよ?
何されても良いくらい好き。
でも、私を大切にしたいって。
結婚するまで、ずっと待ってるだって。
それがさっきの答え」
「凄いな。
俺なら我慢出来ないよ」
ミラノと山田くんが迎えに来てくれたので、
「じゃあね?A組、頼んだよ」
と言って、教室を後にした。

