この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
トパーズ
第11章 更なる試練

春休みに入った。
学校での補講に3人で出て、帰宅した時、
ポストの中に見慣れた白い封筒が入っていた。
「またか…」
そう思って手に取って持ち帰り、
中を開けてから捨てようとして、
固まってしまった。
私の裸体がA4サイズの紙にプリントアウトされていた。
不鮮明だけど、私だということは私には判った。
震える手で破ろうとしたけど、
力が入らない。
「なっ…なんだよ、これっ!」
ミラノが震える私に気づいて、
取り上げてそれを破ろうとしたのを、
山田くんが止めた。
「犯人特定するなら、
そのままで…」と言う。
「あいつに決まってるよ?」と、
ミラノが怒りまくりながら言う。
「でも、データから印刷したにしては、
画像が粗いし…。
そんなこと、やるかな?」
私は震えが止まらない。
「封筒は、校長先生のトコで見たのと同じ?」
「うん」
「この印刷は、インクジェットプリンターじゃなくて、
レーザープリンターだよな?」
「私…ちょっと横になる。
気持ち悪い…」
部屋に入って横になった。
「これ、ハメ撮りっていうの?
麻衣子さんの顔は角度の関係とか手振れで殆ど見えない。
オトコの脚とかも入ってて、
手首は縛られてて傷になってるのが判るけど、
なんかさ、モニターを写したみたいな感じじゃないかな?」
「山田、よく冷静に見れるよな。
なんか、痛々しくて…」
「直後の麻衣子さん、見てるからね。
本当に酷かったよ」
「そうか…」と言って、
ミラノは改めて写真を見ると、
「あれ?
なんか映り込んでないか?」と言った。
「うん。
これ、絶対に携帯やタブレットの画面とか、
パソコンのモニターに写った画像を写メしてるでしょ?
ほら、なんかさ、女物の時計っぽいのもうっすら写ってないか?
見覚えあるような気がする」
「麻衣子の顔は判らないよね?
俺達には判っても、
他のヤツからは麻衣子だって判らない」
2人はそんな話をしていたようだった。
学校での補講に3人で出て、帰宅した時、
ポストの中に見慣れた白い封筒が入っていた。
「またか…」
そう思って手に取って持ち帰り、
中を開けてから捨てようとして、
固まってしまった。
私の裸体がA4サイズの紙にプリントアウトされていた。
不鮮明だけど、私だということは私には判った。
震える手で破ろうとしたけど、
力が入らない。
「なっ…なんだよ、これっ!」
ミラノが震える私に気づいて、
取り上げてそれを破ろうとしたのを、
山田くんが止めた。
「犯人特定するなら、
そのままで…」と言う。
「あいつに決まってるよ?」と、
ミラノが怒りまくりながら言う。
「でも、データから印刷したにしては、
画像が粗いし…。
そんなこと、やるかな?」
私は震えが止まらない。
「封筒は、校長先生のトコで見たのと同じ?」
「うん」
「この印刷は、インクジェットプリンターじゃなくて、
レーザープリンターだよな?」
「私…ちょっと横になる。
気持ち悪い…」
部屋に入って横になった。
「これ、ハメ撮りっていうの?
麻衣子さんの顔は角度の関係とか手振れで殆ど見えない。
オトコの脚とかも入ってて、
手首は縛られてて傷になってるのが判るけど、
なんかさ、モニターを写したみたいな感じじゃないかな?」
「山田、よく冷静に見れるよな。
なんか、痛々しくて…」
「直後の麻衣子さん、見てるからね。
本当に酷かったよ」
「そうか…」と言って、
ミラノは改めて写真を見ると、
「あれ?
なんか映り込んでないか?」と言った。
「うん。
これ、絶対に携帯やタブレットの画面とか、
パソコンのモニターに写った画像を写メしてるでしょ?
ほら、なんかさ、女物の時計っぽいのもうっすら写ってないか?
見覚えあるような気がする」
「麻衣子の顔は判らないよね?
俺達には判っても、
他のヤツからは麻衣子だって判らない」
2人はそんな話をしていたようだった。

