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トパーズ
第12章 長いお別れ
誕生日には…黒田先生は帰って来れなかった。
あちらの文化祭と重なっていて、
どうしても抜け出せないっていうことだったから、仕方ない。

スカイプでみんなで乾杯して、
ケーキとコーヒーを飲んだ。
コンビニで売ってるケーキを指定して、
同じものを食べることにした。

プレゼントは、要らないと言っておいた。
帰って来てくれることがプレゼントだと言ってあったから、
その分、クリスマスにね?と言うことにした。

ミラノからは、
イニシャルが刺繍されたペンケースを貰った。

「あ、仕立てはやってもらったから、
刺繍だけだよ」と笑ってた。

そして、山田くんからは、
皮のグローブ。
バイク用のヤツ。
去年の重たい箱には、
ヘルメットが入っていたんだった。

「バイク手に入れたら使ってね?」と笑う。
カタログを見るだけで、
まだ、バイクは手に入れてなかった。


「受験終わったら、
バイク買って乗りたいな。
海とかに行くんだ!」と笑うと、

「俺もバイク免許、取ろうかな?」とミラノが言う。

「簡単だよ。
だって、脚、つくでしょ?
私なんて爪先がやっと届くだけなのに、
頑張ったんだよ?」


テーブルには、
ピンクの薔薇の花束が届いていた。

記名されてはいななったけど、
山本先生からだと思った。

捨ててしまうのも…と思って、
花瓶に生け替えた。



夜は、和室で3人で雑魚寝した。

「そういえば、麻衣子、
先生とヤったの?」とミラノが言うから、

「バカ!」と枕で頭を叩いた。


「えっ?まだなんだ」と言われて、
思わず頷いてしまう。


「黒田先生は、本当に麻衣子さんのこと、
大切に想ってるんだよ」と、
静かに山田くんが言った。


「して?って迫ったけど、
ダメだったんだよ?
私、魅力的じゃないのかな?」

「うーん。
俺にはわかんない。
麻衣子には勃たないからな。
山田はどうなの?
麻衣子に勃つ?」

「勿論」

「勿論?どっち?」

「勃つに決まってるよ」と顔を紅くしながらそっけなく言って、
そっぽを向いてしまった。

「俺もノーマルだったら絶対勃つよ。
だから、麻衣子、安心しなよ。
麻衣子は魅力的だからさ」と言いながら、
ミラノはあっさり鼾をかきながら寝てしまった。


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