この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
トパーズ
第2章 新たな恋

「とにかく、山本には、
電話するように言っておくよ。
あとさ、もしも麻衣子ちゃんが山本と上手くいかなかったら…
俺と付き合ってくれる?
婚約者って言っても、
家同士で親が決めたようなもので、
幼馴染だから、全然オンナとして見れないんだよね。
その点、麻衣子ちゃんは健気で可愛い。
だから、何か困ったことあったり、
話がしたくなったら、
いつでも電話して?」と、
携帯の番号をメモして渡してくれた。
「家庭教師は、今日で最後だけど、
本当に何かあったらいつでも!
飛んでくるからね」と言って、
額にキスをすると、
中島先生は帰って行った。
ちょっと考えて、そのメモは引き出しの中に入れた。
引き出しの中には、
水色の箱がひっそり置いてあった。
彼女とは上手くいってないとか、
オンナとして見れないとか…
絶対に嘘に決まってるもんだもん。
ママも前に、
パパが亡くなってかなり経った頃、
泣きながら言ってた。
「妻とはもう、何年もしてない。
離婚するからって言ったのに!
なによ、2人目産まれたですって!?
やること、やってるじゃない!」
男の人は、
簡単にそういう嘘をつくものだ。
そう思った。
電話するように言っておくよ。
あとさ、もしも麻衣子ちゃんが山本と上手くいかなかったら…
俺と付き合ってくれる?
婚約者って言っても、
家同士で親が決めたようなもので、
幼馴染だから、全然オンナとして見れないんだよね。
その点、麻衣子ちゃんは健気で可愛い。
だから、何か困ったことあったり、
話がしたくなったら、
いつでも電話して?」と、
携帯の番号をメモして渡してくれた。
「家庭教師は、今日で最後だけど、
本当に何かあったらいつでも!
飛んでくるからね」と言って、
額にキスをすると、
中島先生は帰って行った。
ちょっと考えて、そのメモは引き出しの中に入れた。
引き出しの中には、
水色の箱がひっそり置いてあった。
彼女とは上手くいってないとか、
オンナとして見れないとか…
絶対に嘘に決まってるもんだもん。
ママも前に、
パパが亡くなってかなり経った頃、
泣きながら言ってた。
「妻とはもう、何年もしてない。
離婚するからって言ったのに!
なによ、2人目産まれたですって!?
やること、やってるじゃない!」
男の人は、
簡単にそういう嘘をつくものだ。
そう思った。

