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トパーズ
第13章 生まれ変わる

ミラノと合流して、帰宅すると、
3人で軽い食事をして片付けて、
コーヒーを淹れて話をした。
物凄く懐かしくて、
本当に久し振りのことだと実感した。
「私…これまで何をどうやってきたの?
純一さんの病院に行って…
先生は亡くなったのよね?
その後のこと、思い出せない。
ここ、家じゃない」
山田くんが静かに話始めた。
葬儀告別式にも私はちゃんと出て、
ずっと静かに座っていたこと。
大学入学の手続きや引っ越しのことは、
母と山田くんとでやってくれて、
札幌に来たこと。
一緒に住んでいること。
「えっ?
ホントに?
なんだかぼんやりしていて覚えてない」
お風呂で溺れそうになったり、
階段から落ちそうになったり、
ふらふら道路でも車道に出てしまいそうになるから、
いつも山田くんが一緒に居ること。
お風呂の中も一緒にいることまで言われて、
赤面してしまう。
「理解したんだね?
黒田先生のこと…」
と、ミラノが言う。
「うん。
思い出したの。
昨日の夜…。
私…独りぼっちで残されたんだね?」
「独りじゃないよ?
僕も居るし、
ミラノも居るから」
「そうだよ。
いつでも京都から飛んでくるよ?」
「私…岳人さんと、寝てるの?」
「うん。
毎晩寝てるよ。
あ…寝てるだけだよ?」
山田くん耳を紅くして言った。
「セックスすれば良いんだよ。
頭で考えないでさ。
明日、死んじゃうかもしれない。
その時、後悔してもしょうがないよ?」とミラノは言った。
「高校卒業する時にさ、
俺はまこに好きだって言ったよ?
まあ、物凄くびっくりされたけど、
言って良かったと思う」
「私も…
押し倒してでも純一さんとすれば良かった。
もう、それは二度と叶わない…」
「山田もそうだよ。
過去のことなんてどうでも良いじゃん。
今、ここに、目の前に好きな子が居るなら、
抱き締めてセックスしとけ。
まあ、麻衣子が嫌だっていうなら、
無理だけどな」と笑う。
「あ、でも、今すぐはダメな?
俺が飛行機乗った後にして?」と言って笑った。
「もう!
ミラノってば!」と言うと、
久し振りに私は声を立てて笑った。
「やっと麻衣子さん、
笑ったね?」と、
山田くんはホッとした顔をした。
3人で軽い食事をして片付けて、
コーヒーを淹れて話をした。
物凄く懐かしくて、
本当に久し振りのことだと実感した。
「私…これまで何をどうやってきたの?
純一さんの病院に行って…
先生は亡くなったのよね?
その後のこと、思い出せない。
ここ、家じゃない」
山田くんが静かに話始めた。
葬儀告別式にも私はちゃんと出て、
ずっと静かに座っていたこと。
大学入学の手続きや引っ越しのことは、
母と山田くんとでやってくれて、
札幌に来たこと。
一緒に住んでいること。
「えっ?
ホントに?
なんだかぼんやりしていて覚えてない」
お風呂で溺れそうになったり、
階段から落ちそうになったり、
ふらふら道路でも車道に出てしまいそうになるから、
いつも山田くんが一緒に居ること。
お風呂の中も一緒にいることまで言われて、
赤面してしまう。
「理解したんだね?
黒田先生のこと…」
と、ミラノが言う。
「うん。
思い出したの。
昨日の夜…。
私…独りぼっちで残されたんだね?」
「独りじゃないよ?
僕も居るし、
ミラノも居るから」
「そうだよ。
いつでも京都から飛んでくるよ?」
「私…岳人さんと、寝てるの?」
「うん。
毎晩寝てるよ。
あ…寝てるだけだよ?」
山田くん耳を紅くして言った。
「セックスすれば良いんだよ。
頭で考えないでさ。
明日、死んじゃうかもしれない。
その時、後悔してもしょうがないよ?」とミラノは言った。
「高校卒業する時にさ、
俺はまこに好きだって言ったよ?
まあ、物凄くびっくりされたけど、
言って良かったと思う」
「私も…
押し倒してでも純一さんとすれば良かった。
もう、それは二度と叶わない…」
「山田もそうだよ。
過去のことなんてどうでも良いじゃん。
今、ここに、目の前に好きな子が居るなら、
抱き締めてセックスしとけ。
まあ、麻衣子が嫌だっていうなら、
無理だけどな」と笑う。
「あ、でも、今すぐはダメな?
俺が飛行機乗った後にして?」と言って笑った。
「もう!
ミラノってば!」と言うと、
久し振りに私は声を立てて笑った。
「やっと麻衣子さん、
笑ったね?」と、
山田くんはホッとした顔をした。

