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トパーズ
第13章 生まれ変わる
ミラノを空港に送って帰宅した。

一度帰宅して、
「私、美容院に行きたい!」と言って、
ちょっと調べてから、山田くんに連れて行って貰った。


「そこのカフェに居るね?」と言う山田くんと別れて、
お店に入って、
思いっ切りショートヘアにして貰った。


カフェに入ると、ちょっとビックリした顔をしていたけど、
そのまま手を繋いで帰宅した。

ソファに座りながら、
山田くんにもたれかかってみる。

「ごめんね。
私、すっかり暗黒世界に堕ちてたみたい。
記憶もないくらいで。
こんなことってあるのね?」

「でも、ちゃんと授業とかは受けてたよ。
僕なんかより、余程キチンとノートも取っていたし。
それよりさ、
髪…」

「あ…。
ショートヘア、嫌いだった?
似合わない?」

「ううん。
可愛いよ。
なんかね、
ちょっと幼くなったかな?」と笑った。


「山田くん、私のこと、
本当に好きなの?」

「勿論」

「先生が亡くなったら、結婚してくれるって言ってたよね?」

「こんなに早いだなんて思わなかったけどね。
まだおじいちゃんになってないからさ」

「私…先生と結局、
セックス出来なかったの。
岳人さん、私のこと、抱いてくれる?
レイプされたような穢れたオンナじゃ、
嫌かな?」
と、わざと明るく言ってみる。

「あのさ。
穢れてるのは、僕の方なんだ。
聞いたら麻衣子さん、
僕のこと、軽蔑して、嫌いになるかもしれない」

「あのね。
何でも聞くし、受け止める。
でも、話したくないことなら、
言わなくて良いよ。
私ね、髪を切って生まれ変わった気持ちになってみたかったの。
それと、ヘアドネーションにと…」

「そうだったのか。
髪が僕より短くても、
麻衣子さんは可愛くて…
誰よりも大切だよ」と、
そっと額にキスをしてくれた。
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