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トパーズ
第18章 オータム・イン・ニューヨーク

2人で慌ててシャワーを浴びて、
身支度を整えることにした。
「昨日帰りに下着とかを買っておいて良かったね。
またびしょびしょになっちゃった…」と笑いながら、
取り敢えず脱いだ下着を手洗いしてバスルームに背伸びして干そうとして、目眩がしてしまって倒れそうになった。
慌てて岳人さんが支えてくれた。
「麻衣子さん、大丈夫?
どこか、ぶつけてない?」と、心配そうに言う。
「無理して高い処とかは頑張らないで?
僕がするから!」と抱き締めて額にキスをしてくれる。
「はい。
高い処も、低い処も、
全部岳人さんにお願いするね?」とキスを返して、
「早く着替えないとね?」と言った。
全身シャネルはなんだか恥ずかしいけど、
背中がシャンとする。
「すごく似合ってるよ」と言う岳人さんも、
いつもより大人っぽく見える。
手を繋いで下まで降りると、
ドアマンがドアを開けて押さえてくれる。
のんびり歩いて画廊に着くと、
良いタイミングでミケーレが中から出てきて、
扉に鍵を掛けるところだった。
「凄いですね?
鍵が3つに、
鉄のシャッター!」
「ここはニューヨークだからね?」と笑う。
「マイコ、綺麗だね?」と手の甲にキスをして、
「タケヒトは紳士的だ」と握手をして、
3人でタクシーに乗った。
前にミケーレが座って、店の名前を言ってくれる。
少し渋滞してたけど、
程なくレストランに到着した。
席に着くと、
「お招き、ありがとう」とにっこり笑う。
「僕達、アルコールが飲めなくて…」と言うと、
ジンジャーエールを頼んでくれて、
自分用にはイタリアの赤ワインを頼んでいた。
2人は高校の同級生で、
同じ医学部に通っていることや、
今年の夏休みにフランスに住む私の母の処に家族で挨拶に行ったら、
そのまま結婚式を挙げたことを話した。
殆ど、私が喋って、
ミケーレが相槌を打っては質問して、
岳人さんは静かに話を聴いていた。
「写真はないの?」と言われたので、
「携帯に少し入れてあるけど、
小さいから…」と言うと、
「画廊にプロジェクターがあるから、
良かったら観せてね?」と言うので、
「じゃあ、帰りに寄らせていただいたら!」と答えた。
身支度を整えることにした。
「昨日帰りに下着とかを買っておいて良かったね。
またびしょびしょになっちゃった…」と笑いながら、
取り敢えず脱いだ下着を手洗いしてバスルームに背伸びして干そうとして、目眩がしてしまって倒れそうになった。
慌てて岳人さんが支えてくれた。
「麻衣子さん、大丈夫?
どこか、ぶつけてない?」と、心配そうに言う。
「無理して高い処とかは頑張らないで?
僕がするから!」と抱き締めて額にキスをしてくれる。
「はい。
高い処も、低い処も、
全部岳人さんにお願いするね?」とキスを返して、
「早く着替えないとね?」と言った。
全身シャネルはなんだか恥ずかしいけど、
背中がシャンとする。
「すごく似合ってるよ」と言う岳人さんも、
いつもより大人っぽく見える。
手を繋いで下まで降りると、
ドアマンがドアを開けて押さえてくれる。
のんびり歩いて画廊に着くと、
良いタイミングでミケーレが中から出てきて、
扉に鍵を掛けるところだった。
「凄いですね?
鍵が3つに、
鉄のシャッター!」
「ここはニューヨークだからね?」と笑う。
「マイコ、綺麗だね?」と手の甲にキスをして、
「タケヒトは紳士的だ」と握手をして、
3人でタクシーに乗った。
前にミケーレが座って、店の名前を言ってくれる。
少し渋滞してたけど、
程なくレストランに到着した。
席に着くと、
「お招き、ありがとう」とにっこり笑う。
「僕達、アルコールが飲めなくて…」と言うと、
ジンジャーエールを頼んでくれて、
自分用にはイタリアの赤ワインを頼んでいた。
2人は高校の同級生で、
同じ医学部に通っていることや、
今年の夏休みにフランスに住む私の母の処に家族で挨拶に行ったら、
そのまま結婚式を挙げたことを話した。
殆ど、私が喋って、
ミケーレが相槌を打っては質問して、
岳人さんは静かに話を聴いていた。
「写真はないの?」と言われたので、
「携帯に少し入れてあるけど、
小さいから…」と言うと、
「画廊にプロジェクターがあるから、
良かったら観せてね?」と言うので、
「じゃあ、帰りに寄らせていただいたら!」と答えた。

