この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
トパーズ
第18章 オータム・イン・ニューヨーク
「明日も会えるよ?
もう会えないとか言ってたけど、
飛行機乗ればすぐ会えるじゃない?
たいした距離じゃない。
一番会えなくなる障害は…
天に召されること。
年齢だけは同じようにみんな平等に取っていくから、
会えなくなる前に、
会いたかったらちゃんと会わないとダメだよ?」


「でも、お父さんが…」


「お父様、そんなに心が狭い人じゃないよ。
私はそう思う。
あ、バスタブにお湯張ってくるね?」

額にキスして、浴室の電気をつけてお湯を入れた。


ジャケットを脱がせて、灯りをつけてからハンガーに掛ける。
ネクタイやシャツ、スラックスも脱がせて丁寧にハンガーに掛ける。

靴は紙袋に一緒に入れてくれたケア用のブラシを掛けておく。

満足して思わず頷くと、
それを見て岳人さんが小さく笑う。


「なに?
どうして笑うの?」と訊くと、

「小動物みたいに、
クルクルと色々なことするから…」と言う。


「また、小動物って言った!」と口を尖らせると、
キスをして、私の服を脱がせようとする。

「ダメダメ。
私の服もハンガーに掛けなきゃ!
おじいちゃんおばあちゃんになっても着るんだから!」と言って、
アクセサリーを丁寧に外して、
シャネル印のついたハンガーに服を掛けて行く。

靴は軽くお手入れ用の布で拭いた。


「いけない!
バスタブ、溢れてないかな?」と、
バタバタと浴室に入ってから岳人さんを呼ぶ。


昨日、下着類と一緒に買ったバスソルトを入れて、
キャンドルをつけて灯りを消して、
2人でバスタブに浸かった。


「私…岳人さんの気持ちを考えないで、暴走するかもしれないから、
ちゃんと嫌だったら言ってね?」と言ってもたれかかった。


「僕は考えてばかりで、
いつも何も出来なかったから、
麻衣子さんが暴走してくれるくらいで丁度良いのかもね?」と、
頭のてっぺんにキスをしてくれる。


「今日は頭が爆発しそうだな」と言って、
ベッドで抱き合って丸まって眠った。

/250ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ