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トパーズ
第19章 結婚披露宴とその後
翌日、お父様の病院の産婦人科に行くと、
以前、診察していただいた女性の先生が待っていてくださった。

手帳を確認しながら生理の記録を伝えた。
診察して貰って、
確かに妊娠してると言われた。


山田くんが、
涙を流しながら「先生、ありがとうございます」と頭を下げて、
私の手を握り締める。


予定日も言われて、
注意事項を確認する。


「えっと、セックスはしても大丈夫ですか?」と私が訊くと、

「麻衣子さんっ!」と、山田くんの方が紅くなる。


感染症予防の点からコンドームを使うことと、
指などを挿入するのも奥までは控えること、
セックスもあまり激しいのは…と言われて、
今度は私の方が紅くなった。


飛行機も、絶対ダメということはないけど、
ゆったりとした服を着て、
圧迫しないように気をつけて乗ることを言われた。


検診の度に東京という訳にもいかないでしょうからと、
札幌市内の病院への紹介状を書くと言われた。

「でも、出産はこちらに帰ってきますよね?
臨月の飛行機は心配なので、
少し前に帰ってきた方が良いですよ」


お父様も様子を見に来てくれて、
先生から説明を繰り返してくれたら、
「じゃあ、ちょっと札幌の先生も、
結婚式にご招待しよう!」と言い始めた。

「大切な麻衣子さんを診てもらうわけだから、
会っておきたいしね」と笑った。



その後、本宅に立ち寄った。

お祖父様はまだ、病院に居るとのことで、
お祖母様とお母様が待っていてくれた。


「今週末ね?
なんだかドキドキするわ!」とお祖母様が言う。


「岳人さん、結婚するのよね?
お嫁様は、麻衣子さんね。
おめでとう」と、
ゆっくりお母様が言ってくれる。


「ありがとうございます」と、
お母様に言うと、
にっこりしてくれる。


「黒留袖、着るんですって?
お着物、久し振りだわ…」とお母様は小さい声で呟いた。


「わたくしも黒留袖よ?
嬉しくて新しいものを仕立てたの。
他人の仲人で散々着たものは嫌ですもの。
梨香子さんは、黒留袖、初めてよね?
お嫁入りの時に作ったもの、
着る機会なかったから。
加賀友禅で、とても素敵なものよ?」と、
お祖母様は楽しそうに言う。


「グランパ達、お着物楽しみにしてるって言ってました」と言うと、
2人はにっこり笑った。


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