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トパーズ
第20章 出産はイベント!
翌日からは同室で過ごせるようになって、
授乳を始めた。
最初は全然上手くいかなくて、
これで大丈夫なのかな?と不安になってしまう。

後産も死ぬ程痛くて辛くて、
動けないほどの時間帯もあったりしたこともあって、
ミルクの作り方と飲ませ方を更に教えて貰って、
岳人さんもこわごわ、やってみたりした。

沐浴も、岳人さんがやってくれた。

1週間ほどで退院になり、
フランスのグランパ達が贈ってくれた純白のおくるみと帽子姿で退院した。

名前も決まり、
鎌倉のお祖父様が命名の書を書いてくれたりもした。


手探りで育児を始める中、
お祖母様達も、
「久々だし、小さくて怖いわね!
頭がグラグラしてるわ」と言いながら、
抱っこやミルクなども手伝ってくれて、
大家族での育児がスタートした。


1ヶ月ほど本宅に滞在した後、
私達のマンションに戻った。

夫婦の寝室の傍らにベビーベッドを設置した。

3時間ごとの授乳も、
比較的おっぱいの出が良くてさほど苦にもならなかった。

大家族から夫婦2人に赤ちゃんの生活になったけど、
毎日することは沢山あって、
楽しくバタバタしている中、
毎日、着実に赤ちゃんは大きくなっていった。


そして、一足早く岳人さんが札幌に戻ると、
本当に母がフランスから帰国してきてくれて、
育児サポートが始まった。

前期試験はレポートのものばかりだったし、
慌てて戻ることもなかったので、
3ヶ月の健康診断を受けるのを待って、
母と2人で札幌に移動した。


搾乳しておいた母乳とミルクを併用して、
授業に出ている間、母に面倒を見て貰って、
年末年始も札幌で過ごすことにして、
後期試験も無事に終えた。


そして、「札幌の年越しも良いわね!」と言いながら、
一族が大集合することになった。

そこで、3年進級後に忙しくなる大学での授業のことを踏まえて、
育児サポートのことを相談した。

母もそろそろ、パリに戻らないとピエールから淋しいという連絡が来ていると言っていて、
住み込みのナニー兼家政婦さんとして、
本宅でずっと勤めてきていた方に来て貰うのはどうかということになった。


「なんだか…贅沢じゃないですか?」と言うと、
「良いじゃない?
時子さんも、すごく喜んでいたし、
ご実家も札幌だからそろそろお暇しようかなんて言ってたし」とお祖母様が笑って言った。

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