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トパーズ
第2章 新たな恋

「ミラノは何か料理作れるのか?」
「いや、何も…」
「じゃあ、そのマシンでコーヒー淹れて?
あ、斎藤さんにはミルク温めてロイヤルミルクティ作るから、
2人分で良いから」
鼻歌交じりで何か調理しながら、
トーストを焼いて、
1人分ずつ大振りなお皿にのせていって、
「ミラノ、運んで」と言う。
「Tea for two?」
「えっ?」
「さっき、先生が歌ってた曲…」
「おっ?ミラノ、ジャズなんて聴くんだ?」
「俺達、ジャズ好きで、
よく2人でレコード聴いてるんです」と、ミラノが言った。
「楽器は?」
「俺はベースを少し。
麻衣子はピアノが上手い」
「良いね。
俺はドラム、叩けるよ?
じゃあ、トリオ組もうか?
最近、演奏の方は全然だから、
鈍ってるかもしれないけど」と言う。
3人での朝食は、楽しかった。
そして、なんてことのないハムエッグやサラダ、トーストがのっているプレートはセンスも良くて、しかも美味しかった。
「美味しいっ!」と笑うと、
「やっと、斎藤さん、笑ったね?」と言うと、
「メイラード反応って言ったかな?
卵の白身はカリカリにした方が好きなんだ」と言って笑った。
「ミラノも料理男子にならないと、
モテないわよ?」と言うと、
「別にモテなくても良いよ」とむくれた顔で言うので、
笑ってしまった。
「ご飯食べたら薬飲んで、歯磨きして、
また横になると良いよ?
今日くらいまでがピークかな?
でも、あまりにも毎回痛いなら、
病院に行く方が良いこともある。
他の病気の場合もあるからね?」と言った。
「俺、男兄弟しかいないから、
全然判んなくて。
いつもこんなだったのか?
麻衣子、ごめん」と、ミラノが言った。
「ううん。
なんか生理って…
汚いものみたいな気がするし、
昔、揶揄われたこともあったから、
判らないように気を配ってたの」
「生理は大事だよ。
赤ちゃん産む為に毎回準備してくれてるんだもん。
だから、男は、そういう時こそ、
女の子に優しくしないとね?」と黒田先生はウィンクした。
「ほら、じゃあ、
男は黙って優しく、食器洗いするか。
ミラノ、運んで?
俺、洗うから」と立ち上がった。
「ベッドに運ぶか?」と抱き上げようとするので、
「大丈夫です。
ソファに居ても?
声を聴いていたいから」と言った。
「いや、何も…」
「じゃあ、そのマシンでコーヒー淹れて?
あ、斎藤さんにはミルク温めてロイヤルミルクティ作るから、
2人分で良いから」
鼻歌交じりで何か調理しながら、
トーストを焼いて、
1人分ずつ大振りなお皿にのせていって、
「ミラノ、運んで」と言う。
「Tea for two?」
「えっ?」
「さっき、先生が歌ってた曲…」
「おっ?ミラノ、ジャズなんて聴くんだ?」
「俺達、ジャズ好きで、
よく2人でレコード聴いてるんです」と、ミラノが言った。
「楽器は?」
「俺はベースを少し。
麻衣子はピアノが上手い」
「良いね。
俺はドラム、叩けるよ?
じゃあ、トリオ組もうか?
最近、演奏の方は全然だから、
鈍ってるかもしれないけど」と言う。
3人での朝食は、楽しかった。
そして、なんてことのないハムエッグやサラダ、トーストがのっているプレートはセンスも良くて、しかも美味しかった。
「美味しいっ!」と笑うと、
「やっと、斎藤さん、笑ったね?」と言うと、
「メイラード反応って言ったかな?
卵の白身はカリカリにした方が好きなんだ」と言って笑った。
「ミラノも料理男子にならないと、
モテないわよ?」と言うと、
「別にモテなくても良いよ」とむくれた顔で言うので、
笑ってしまった。
「ご飯食べたら薬飲んで、歯磨きして、
また横になると良いよ?
今日くらいまでがピークかな?
でも、あまりにも毎回痛いなら、
病院に行く方が良いこともある。
他の病気の場合もあるからね?」と言った。
「俺、男兄弟しかいないから、
全然判んなくて。
いつもこんなだったのか?
麻衣子、ごめん」と、ミラノが言った。
「ううん。
なんか生理って…
汚いものみたいな気がするし、
昔、揶揄われたこともあったから、
判らないように気を配ってたの」
「生理は大事だよ。
赤ちゃん産む為に毎回準備してくれてるんだもん。
だから、男は、そういう時こそ、
女の子に優しくしないとね?」と黒田先生はウィンクした。
「ほら、じゃあ、
男は黙って優しく、食器洗いするか。
ミラノ、運んで?
俺、洗うから」と立ち上がった。
「ベッドに運ぶか?」と抱き上げようとするので、
「大丈夫です。
ソファに居ても?
声を聴いていたいから」と言った。

