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トパーズ
第3章 ジャズ同好会
「ミラノったら、何なの?」と言うと、

「まあ、いつものことだよ」と、黒田先生は笑った。

「山田はどうする?
泊まるなら家に電話しなさい。
必要なら、俺が電話、変わるよ?」と言って、
携帯を渡す。


山田は静かに家に電話して、
先生に電話を返した。


「せっかくだから、
2人でやれそうな曲、選びたいな?」と山田くんに言うと、

「ああ」と言って、
携帯であれこれ聴き始めた。


「山田が居るなら、
俺、今日は帰っても良いかな?
試験問題、作んなきゃいけなくてさ。
明日、また、来るよ。
着替えもしたいしさ」と言うと、
私の額にキスして、
「また、明日」と言うと、
山田くんに、
「おい、麻衣子を襲うなよ?」と、ニヤリと笑っておでこをピンと弾いた。


「まさか!」と言うのを聞いて、

「やったら、ぶっ殺すからな?」と笑いながら言って、
帰って言った。


2人になると、
ミラノのイビキが妙にうるさく感じて、
「防音ルームに行こうか?」と言って、
ミネラルウォーターのボトルを冷蔵庫から取って移動した。


弾いてみたい曲
歌ってみたい曲

ボサノバまでだけじゃなくて、
ジャズのスタンダードナンバーも、
メモしながら携帯から流れる曲をメモしていった。

山田くんがギターを弾いて、
私のキーに合わせると最適なのを決めて、
その横にメモしていく。


「はぁ。
恋愛っていうか、
失恋の歌が多いね。
私、色気がないから難しいかな?」

「色気は、あるんじゃない?」と、
メモしながら言う。

「いや、ないよ。
ホント、ダメ」

「だってさ、あの家庭教師だって、
斎藤さんのこと、好きなんでしょ?」

「終わったのよ。
ううん。始まってすらなかったかな?
もうね、目も合わせてくれないし、
淡々と義務のように勉強教えてくれるだけ。
手も握らない。
ハグもキスもしないもん」

「ふーん。
ミラノだって、斎藤さんのこと、好きだよね?」

「私もミラノ、好きだよ。
なんかさ。同志っていう感じ。
全然、オトコは感じない」

「じゃあ、黒田先生は?」と、
目を見て訊いてきた。

「んー。
私は好きだけど…。
多分、お子ちゃまだと思ってるんじゃない?
一回りは離れてるしね?
多分、胸とか出して迫っても、
笑い飛ばされて終わるね」



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